消費せず働きもしない未来を歩む遊民の独白
「遊民の独白」というタイトルを見たときはもう一人の遊民さん登場か!と思ったりしましたが、著者は40代会社員の「消費しないピノキオ」さんです。
自己紹介 :私が会社員時代に感じていたこととよく似ています。
勤続20年の技術系の会社員
日々の仕事に明け暮れつつも
リタイアメントを意識しつつ
新たな人生の展開を望んでいる
会社を目指して毎日通勤すること
苦痛で時間と労力の無駄だ
在宅勤務が可能な基盤は
すぐ簡単に構築できるのに
テクノロジーの進歩に
人の意識が追いついていない
相も変わらず数十年続いた
伝統の延長線上で事が運んでいく
実につまらない世の中だ
技術的には十分可能な在宅勤務の実現が、古臭い固定観念や労働法によって妨げられているのは一つの典型例で、それ以外にも会社にはわけのわからない規則が山ほどありますね。会社勤めの長い人なら、もっと自由にやらせてくれよと思うことがしばしばあるのではないでしょうか。
仕事そのものがつまらないということだけでなく、仕事の環境が不合理、不自由であるという現実もまた、私がリタイアを決断する大きな動機の一つだったことは間違いありません。