2015年10月27日

『持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない』 pha(著) その2



その1の続きです。

p.024
「生きてるからには仕事をしないともったいない」とか「何もしないのは人生を無駄に過ごしている」とか言う人が世間には多いけど、それは一種の宗教みたいなもので、なんかちょっと違うな―、と思う。仕事をするのも大事なことだけど、仕事をするために人生があるのではなくて、より良く生きるための手段の一つとして仕事というものがあるに過ぎない。
同意。
お金も手段なので、お金を稼ぐための仕事は手段のための手段といったところでしょうか。

p.025
 朝起きたときには全く予定がなくて、あくびをしながら「今日は何をしようか……」とかいうような生活がいい。それで家でゴロゴロ寝ながらネットを見たり本を読んだりして、ちょっと気が向いたり退屈したらふらっとどこかに出かけたりしてもいい。そんな生活がずっと続けば理想的だ。
同感。
というか、今の私の生活そのまんまですよこれ。
こんな感じの生活をもう8年続けてますが、実に良いものです。

二十八歳のときに「もういいやー」って思って勤めていた会社を辞めて、そうやって毎日ひたすらゴロゴロする生活に入って気がつけばもう八年だ。
ということは、私とほぼ同時期(2007年?)に無職になられたんですね。もう少し先輩かと思っていたので意外でした。

p.026
そんな感じで毎日やらないといけないことは少ないんだけど、暇を持て余して困るということは意外となくて、それどころか「暇なはずなんだけど何故か毎日結構やることがあって忙しい……」と思っていることが多い。まあやることと言っても「洗濯をする」とか「猫の世話をする」とか「メールの返事をする」とか「風呂に入る」とか、全部大した用事ではないんだけど。
分かります。
私の場合は「忙しい」と感じることは稀で感覚としてはほぼ常に暇ですけども、元々のんびりした性格なので、それで退屈したりして困ることは一切ありません。

p.027
 要は、みんな何もせずにぼーっとしているのが苦手だから、何か意味のありそうなことを見つけてやって時間を潰しているだけ、ということが世の中には多い気がするのだ。
これも同感。
私は性格的に「何もせずにぼーっとしている(ように見えるだけで実は深く考え事をしていることもありますが)」ことがたいへん得意なので、その類の時間つぶしは全く必要ありません。これは無職をやる上で重要な適性の一つではないかと思います。

関連ツイート。


(つづく)

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