「世界一の屋台街」(米CNN、2016年)として知られるタイの首都バンコクから屋台が消える――。今年末までに、衛生と秩序の両面から、バンコク首都圏庁(BMA)がバンコクの主要な道路から食べ物を販売する露天商を退去させると発表した。
バンコクでもお馴染みの和風居酒屋や和食レストランでも、お酒が入ると1人当たり平均、2000~3000バーツ(約7000円から約1万円)もする。海外の和食レストランと日本の激安チェーン店を比較して「日本より高くなってしまった」とか何の冗談? 日本より物価の高い国なんて数えるほどしかないのに、タイがその一つとかあり得ないです。現地の生の声を聞いてみましょう。
日本では“飲食店の二極化”で激安傾向がさらに進む中、「日本より高くなってしまった」(日本人リタイア高齢者、日系企業駐在員)というのが実情だ。
バンコクに在住して丸11年になりますが、記事の内容が私の生活実感と余りにかけ離れており、正直驚いています。 https://t.co/c5yTvP8rU6
— Yoshiyuki Takahashi (@khonthai600112) 2017年6月30日
バンコク在住者ですが、色々な意味で間違いだらけの記事です。屋台撤去は大きな道路沿いの店の話。路地には残ってます。それに屋台と同じような値段で食べられる店はたくさんある。日本のラーメンも300バーツの店もあれば100バーツ、400円以下の店も多い。取材してないとしか思えない https://t.co/RJTQG99Ouy
— 三田村蕗子 (@mitamurafukiko) 2017年6月30日
バンコクの物価が上がっているのは事実ですが、ちょっと誇張しすぎの記事ですね。単身者なら家賃3万円もあれば十分、食事も1食100円程度のお店は全然あります。贅沢しなければ日本の半分以下の生活費で行け...https://t.co/ZaCx2O5IxO #NewsPicks
— Jack (@katsuwon) 2017年7月1日
真実を知るにはもちろん実際に現地へ行ってみるのが一番ですが、それができない場合はせめて現地にいる人、現地に行ったことがある人の声を直接聞くようにしたいですね。今の時代はマスメディアを介することなくそれができるのですから。
新聞や雑誌などの旧メディアならともかく、ネット上においてさえも今だに職業ライターが会社の権威を笠に着て発信する記事の方を選好したり信用したりするのは、非常にもったいないことです。やはり日本は権威主義的価値観が根強いからでしょうか。
私の感覚では、職業ライターが生活のために書いている記事よりも、個人が趣味で書いているブログやツイートの方が、遥かに信憑性が高いと思います。たとえば海外の物価なら、実際に世界各国を放浪しているしんさんのツイートが秀逸です。
今まで行った国の物価をざっくりまとめてみた。
— 荒川心三郎@激安戸建大家 (@SinUdonge) 2016年9月8日
こんな感じで合ってますかね? pic.twitter.com/X0nzjOj46F
これでアセアン諸国はそれぞれ一ヶ月以上滞在した(ブルネイ・シンガポールは最初から除外)わけだけど、外こもり基準で考えると、タイとベトナムの2強、その下に安定感あるマレーシアと物価安いカンボジアがあって、さらに癖があるけど魅力もあるミャンマー、インドネシア、フィリピンが続く感じ。
— 荒川心三郎@激安戸建大家 (@SinUdonge) 2017年6月7日
ちなみに私も海外生活の可能性は常に視野に入ってますが、あくまでも株価が暴落してリタイア資金がショートしそうになった場合のセーフティーネットの一つという位置付けです。先人たちのお陰で、日本より物価の安い国がまだまだ沢山あることを知り、たいへん助かっています。
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