2018年5月10日

物価が安いことをdisる人たち

ツイッターより。

ある国の物価が高いと感じるか安いと感じるかは人によって違うとは言え、アメリカみたいなインフレの国が普通でデフレの日本は異常だとか、物価が安い国は貧乏だとかいう評価には強烈な違和感があります。

同じ品質の物をアメリカで買うより日本で買う方が安いんだったら、日本で買う方がいいに決まってませんか? たとえばアメリカのワンルームアパートの家賃が30万円だと知っても、彼らの方が豊かで羨ましいと思うのでしょうか。私は全く逆に、貧しくて悲惨だなあと思いますけど…。貧しさの象徴であるホームレスがアメリカで大量発生するのも当然でしょうし、そこまで最底辺ではないアメリカ庶民の家計もインフレ税に蝕まれて火の車になっていることでしょう。

参考記事:
市場原理に照らしても、その商品が豊富に供給されているからこそ価格が下がっているわけで。日本語では物が欠乏しがちであることを「貧乏」と言い、物が潤沢にあることを「豊か」と言うのではなかったでしたっけ?

日本の物価安い安い言う人の「海外」とか「世界水準」って、ほぼ先進国しか含まれないみたいで、ずいぶん偏っている印象です。実際はその他多くの国々も含めて海外であり世界なのに…。まるで、先進国の株式しか保有しない偏ったポートフォリオで国際分散投資を語っているようなものです。

先進国以外にも観測範囲を広げれば、世界の中で日本の物価は決して安くはないことがはっきりわかりますよ。

参考ツイート:
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