セブンペイで不正利用被害、5500万円の被害が出ている。中国から始まったQR決済の「pay系」を鈴木傾城は一切していない。日本はすでに、かざすだけで周辺機器と通信できる「NFC(Felica/Suica)」という超強力なシステムがあるのだから、「pay系」は日本人に必要ない。https://t.co/vqatpgcQF8
— 鈴木傾城 (@keiseisuzuki) July 4, 2019
⚫️⚫️ペイを使ってる人のいう「便利だから」とか「キャッシュレス時代だから」なんて理由はぜんぶ方便。ポイント還元など、割引がなければ使ってない人が大半のはず。そもそも日本のキャッシュレスはクレジットカードとSuicaで実現できてた。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) July 5, 2019
この手のロジックでコード決済サービスをdisる人があとを絶ちませんが、極めて個人的な消費者側の経験に基づいて「日本人に必要ない」とか、「日本のキャッシュレスは~」みたいに語られると違和感しかありません。観測範囲が偏狭なのに主語が大きすぎるのでは?
首都圏から一歩外に出たら「スイカ?その変なイントネーションどこの方言?」ってな感じですよ。首都圏民がSuica持って地方都市に来ると自動改札通れるから勘違いしているのかもしれませんが、地方ではSuicaなど全く普及していません。
Suicaよりも遥か昔から存在するクレジットカードでさえ、通用しない店は全国津々浦々いくらでもあります。特に食料品を一円でも安く売ろうと日々激しく競争している庶民向けのスーパーやドラッグストアで、クレカが使えることは稀だと思います。導入や決済にかかるコストが高すぎて、薄利が吹き飛んでしまうからでしょう。関連記事:
いずれにせよ、
そもそも日本のキャッシュレスはクレジットカードとSuicaで実現できてた。という現状認識は誤りです。まだ全然実現できていません。
クレカやSuicaが普及しない理由は、もちろんそのコストがバカ高いからです。それぞれ専用の端末を置く必要があるし、Suicaの場合はセキュリティ確保にべらぼうなコストがかかっているそうですよ。消費者側からは見えないからといって、タダだと勘違いしてはいけません。そのコストは商品価格に含まれています。参考ツイート:
Suicaの決済機は鍵が安全に格納されているかなどの審査に3年の日々と1億円と費用がかかります。賽銭箱をキャッシュレスにしたい人には払えないでしょう。コンビニや駅のように毎日何千万人も使う場所はSuica、賽銭箱や駄菓子屋はQR。そういう選択肢があることが健全です。
— shao (Sho SAWADA) (@shao1555) January 30, 2019
Suica(が採用しているFeliCa)をはじめとして、世間に出回っている非接触ICの大半は共通鍵暗号方式なので、電子マネーの媒体として使おうとするとセキュリティ確保にものっそいコストがかかります。
— easter2501 (@easter2501) July 3, 2019
QRコード決済は単純に非接触IC決済に比べて普及コストがべらぼうに安いのです。
なぜコード決済がこれほど注目されているかというと、従来のキャッシュレス決済よりも、導入コスト、決済コスト共に格安だからです。いや、今までが高すぎただけで、ようやく普通のレベルまで下がってきたと言うべきでしょうか。
なぜ技術的に古い方式に「逆戻り」するのか?という無邪気な問いを発する人の頭の中に欠けているのは、消費者側からは見えない、店舗側が負担しているコストへの想像力だと思います。
こういう小規模店経営者でも試しに採用してみようかと思えるほどお手軽なのが、コード決済の明確な利点です。ペイメント戦争が激化してる中で、行きつけの赤提灯にあるのはPayPayのみ。友人間では基本LINE PayなのでLINE Payで払えればなーと言ったら店主が「実はあるんだよ」と。ただPayPayが3日後入金なのに対してLINE Payが翌月末払いなので表に出してないらしく、飲食店経営側の事情が垣間見えました。
— 岩崎司 | cluster (@tsukapon127) July 3, 2019
もちろん、消費者としても選択肢が増えることは大歓迎です。このまま競争しながらより良いサービスへと発展していくことを期待しています。
参考ツイート:
QRよりNFCのほうが速いのは当たり前。
— 茂田カツノリ@秋葉原ラジオデパート3階「Shigezone〜深圳直送便〜」店長&IT/IoTコンサル (@shigezo) January 30, 2019
じゃあなぜQRを使おうとしてるかの理由を考えなきゃなんすよね。
本当に電子マネーと呼べるようになるには、誰でも加盟店になれて手数料がほぼゼロで、個人間送金ができて、機器と連動できるAPIが万人に公開されてること。
Suicaはこのへん、やる気ないから。 https://t.co/VL2YUKtdIZ
日本と中国の店舗決済手数料
— キャッシュレスオタク@フィンテック大好き (@8v8OfhRCwPJfPAO) June 13, 2019
中国「Alipay」「WeChatPay」
・0.6%(決済データ取得の場合)
・0.1%(銀行振込手数料)
日本
「クレカ」:3~4%
「QR決済」:無料(期間限定)
中国のキャッシュレス決済は店舗側優先。
日本はユーザー優先。
そりゃ、キャッシュレスなんて広がらないわけだ。
⚫️⚫️ペイ使ってる人の動機は割引なのはその通りだと思います。ただクレカもSuicaは利便性は高いものの決済コストが高く割引する余力が無い。そこでFintechを駆使して割引しても儲かる仕組みにしたのが⚫️⚫️ペイです。 https://t.co/W4rxXyl6uc
— 池田 壮吉 (@levakichi) July 5, 2019
ん、これもおかしい。
— wolfy™ 🐺 (@wolfysway) July 5, 2019
店の立場で言えばJNBの口座を持っていて、PayPay払いであれば1万円を超えれば「翌営業日」に当面「手数料0」で入金する。
クレジット扱わないところでも導入が増えている。
クレジットは最悪で着金まで2カ月かかり、ひどいケースでは7%で手数料。一部国では1~2%なのに。 https://t.co/QuctKlEkOC
というわけでSuicaは決済インフラとしてはこれ以上の伸びしろは無い。
— easter2501 (@easter2501) February 19, 2019
だから民間企業各社はSuica決済に見切りをつけてQRコード決済に躍起になってる。
悪貨は良貨を駆逐するので決済を語るなら普及コストを無視しちゃいかん。
日本で現金決済が根強いのは、紙と金属片だけで決済が完結するから
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