居酒屋の団体予約を無断でキャンセルしたとして、警視庁丸の内署が11日、東京都内の - Yahoo!ニュース(読売新聞オンライン)
これは故意に損害を与える目的で行われた悪質なケースなので刑事事件になったようですが、予約した人に全く悪意が無い場合でも、直前キャンセルやノーショーで店側が損害を受けるのは同じです。キャンセル料の規定があれば請求は可能だとしても、そこで支払いを拒否されたら裁判や調停などの面倒な民事手続きが必要になり、割りに合わなくて泣き寝入りするケースがほとんどではないかと想像します。
つまり現代日本の商習慣では、店側が予約を受ける際に取引相手の信用リスクを負担するのが普通になっています。そのリスクの分だけ予め商品価格に上乗せされているとは言え、どこの誰ともわからない初めての取引相手をそこまで信用するというのも、かなり大胆な習慣だと思いませんか。
心配性の店主だと先に予約金を払わせたりしますが、そうなると今度は予約した人が相手の信用リスクを負担することになります。先払いしたのに相手が債務不履行になるケースは、たとえば旅行会社などによく見られます。
いずれにせよ、契約と履行の間に時間的なズレがある場合に信用リスクを消し去る方法は無く、契約当事者のどちら側がどれだけのリスクを負担するのかという問題は残ります。
というのが今までの常識でした。
しかし、暗号通貨とブロックチェーンの普及で状況が一変する可能性があります。新しい技術の力によって近い将来、信用リスクの問題は過去のものになる日が来るのではないかと私は思っています。
スマート・コントラクト(Smart contract)とは、契約のスムーズな検証、執行、実行、交渉を意図したコンピュータプロトコルである。スマートコントラクトには第三者を介さずに信用が担保されたトランザクションを処理できるという特徴がある。1994年にニック・スザボ(英語版)により提唱された。スマコンの発明自体は意外にも25年も昔のことだったんですね。長い間それを実装する方法が無かったところ、暗号通貨とブロックチェーンが誕生したことで、ニック・スザボ氏の発明がやっと日の目を見たという理解であってますかね。
ブロックチェーンおよび暗号通貨の主要な用途の一つでもある。
予約時に代金の支払いを中間アドレスにロックしておいて、店側の債務が履行されたことを確認した時点で店側のアドレスへ移動する、みたいなスマコンがあれば、現代社会における多くの信用リスクが消滅するのではないでしょうか。
たとえばこの方が心配されているような孤独な人の信用問題も、技術的には十分解決可能だと思いますよ。
台風19号は、結局人的にも甚大な被害をもたらしてしまった 死者や行方不明者が増え続けているのは、 一人暮らしの被災者がいるからだと思われる 水が引いて地域に戻って来た際、 そういえばこの家の人がいないとかいうように・・・
参考ツイート:
Kickbackとは「参加表明の際、少額の暗号通貨をデポジットし、参加が確認されればウォレットへ返却される」という面白いサイトです。
— hory (@taisuke_hory) November 12, 2019
もしイベント不参加の場合は返却されず、残ったPotは参加者全員に分配されます。
もし面倒な方はKickbackでなくEventbriteからどうぞ😊https://t.co/QteeU6lnXC
関連記事:
ツイッターより。 自動運転が普及すると、鉄道会社の売上も下がるはず。 世の中には大量の車がありますが、その大半は使われていません。そして、駐車場というスペースだけを無駄遣いしてます。自動運転なら、全自動車の稼働率を上げれるので、言わずもがな、満員電車よりも、みなさん自動運転での...
小椋 一宏さんのブログより。 避けて通ってきた暗号通貨マイニングを体験してみた(着物で) ? Kazuhiro Ogura ? Medium 夏休みの思い出づくりに暗号通貨マイニングをしてみたので、そのレポートをしてみます。 medium.com たいへん面白い自由研究です。思い...
0 件のコメント:
コメントを投稿