昨日の記事の続きです。
怠惰が美徳とはどういうことだろうか。それは、怠惰な人間ほど、できるだけ仕事を減らして効率的にしようとするということだ。同感です。私も努力主義は嫌いなので。
(中略)
「怠惰が美徳」って考え方は、「とにかく汗をかけ」「努力しろ」みたいな一昔前の日本的な努力主義とは正反対なので好きだ。
会社員時代、できる人はいつも涼しい顔で余裕があるのに対して、できない人は常にいっぱいいっぱいで、デスクワークなのに本当に額に汗をかいていました。明らかに前者のほうが生産性が高いにもかかわらず、なぜか後者のほうを高く評価してしまうのが、日本人のダメなところです。
表向きは成果主義なんて言ってても、成果はおまけみたいなもので、努力している(ように見える)かどうかで評価が決まってしまうような会社では、生産性が上がるはずがありません。
もちろん楽しいことは何回やっても楽しいんだけど、一度は死ぬ前にやっとかなきゃ後悔する、というのはもうない。このあと人生がどんどん下り坂になったとしても特に未練はないと思う。いい人生だった。私も死ぬ間際にこういう台詞が言えたらいいなと思ってます。
結局人生って、今際の際にできるだけ後悔や未練を残さないための選択の積み重ねにすぎないのかなと。
私がもし明日死んだとしたら未練が残るけど、5年後だったらそれほどでもないのかなと思ってみたり。こういう「もうやり残したことはそんなにない」って感覚は多分、今でもリタイアせずに会社員生活を続けていたとしたら、まず持ち得なかった感覚でしょうね。
物価の安い国にでも行って貧乏ニート生活でも送ろうかな。家も家族も持たない身軽さとネットからの収入を兼ね備えた人なのに、いまだ海外生活の経験なしですか? ちょっと不思議なぐらいです。曲がりなりにも東京で賃貸暮らしができる経済力があるのだから、貧乏ニートどころかそこそこ余裕のある外こもり生活ができそうですよ。
どうしても日本が好きなら、phaさん自身がレポートしているような田舎暮らしでもいいんじゃないですかね。
田舎はオープンワールドRPGみたいだった - phaのニート日記:
一軒家で家賃が月1000円とか月5000円とか、土地付きの一軒家が20万円で売られてたりいるのを買ったとかいう話ばかりで、東京に住んでるのがバカバカしくなった。ちなみに東京なんて仕事がそこにあるから仕方なく住むところだと思います。
参考記事:
SUMMER OF FREEDOM 『ニートの歩き方』
ニート最高 Time is money キムのお金日記
『ニートの歩き方』というか - Chikirinの日記