最近どんどん出てきている分散型金融(DeFi)サービスの1つとして確かに面白いですね。
ただ、「誰も損をしない」はよくある錯覚です。
プールから発生した利息は当選者にのみ分配されるので、その他大勢の落選者は、普通にDAIをレンディングしていれば得られていたはずの利息収入を、当選者に差し出していることになります。
「元本が100%戻るのだから損はしていない」というのは、DeFiだけでなく既存の金融商品でも古くから利用されている錯覚なので注意しましょう。
DeFi版宝くじが革命的だと思われるポイントはそこではなくて、胴元の中抜きが極めて少ない点に尽きるのではないでしょうか。PoolTogetherは今のところ手数料を取っていないようなので、なんと実質で還元率100%(名目だと100%超)の夢の宝くじが実現できたことになります。
既存のギャンブルでは決して実現できなかった驚異的な還元率が、DeFiという超ローコストな金融システムを利用することで実現可能になった、これこそが革命と呼ぶに相応しいと思います。
こういうのが本格的に普及し始めたとき、胴元が半分以上持っていく日本の宝くじなんか買う意味あります? 多分あっという間に廃れますよ。
たとえば現在の年末ジャンボ宝くじと全く同じ当選金と当選確率の宝くじをDeFiで作るとしたら、1枚150円未満で売り出すことができるはずです。2枚買えば300円未満で当選確率は倍。私は一攫千金に興味がないので買いませんが、宝くじが大好きな人たちを幸せにする革命であることは間違いないと思います。
参考記事:
「ハズレなし宝くじ」PoolTogetherにV2が登場。V1と基本的な仕組みは同じですが、いくつかの点で改善がなされています。今回はV2の概要(変更点)と使い方についてご案内致します。PoolTogether V1については下の記事をご参照ください。
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