富裕層にとってインフレって何も困らないな。むしろ資産価値が上がって嬉しいかも。貧困層?どうかね。
— TT (@123456789_o113) December 31, 2019
私が「富裕層」に含まれるかどうかわかりませんが、インフレで名目資産残高が増えても特に嬉しいとは思わないですけどね。法定通貨というモノサシの方が勝手に縮んだから数字が増えただけのことで、実質価値(購買力)は全く増えていなかったりするわけで。
いや俺の資産は実質でも増えてるぞ!と言う人がいるかもしれませんが、それはあなたがリスク資産へ投資した見返りであって、インフレのおかげではありません。
資産の売却時には、名目で増えた金額を所得とみなして課税されるものだから、インフレ率が高ければ高いほど支払うインフレ税も高くなり、その分だけ資産の購買力は目減りすることになります。資産持ちにとってもインフレは損であることに変わりはありません。
つまり、「富裕層にとってインフレって何も困らない」とは、余裕資産が多ければ多いほど、多額のインフレ税を払ってもなお十分な資産が残るので致命傷にはならない、という意味でしかありません。決して、富裕層だからインフレで得をするという話ではないのです。
参考ツイート:
この単純な原則が理解できれば、国家が野放図に財政支出をしてお金をばらまき、お金の価値を下げる行為が、形を変えた課税(インフレ税)であることが分かるだろう。
— 明石順平@「人間使い捨て国家」発売中 (@junpeiakashi) December 27, 2019
その行為は、国民が一生懸命貯めたお金を奪うのと同じなのだから。
やがてこの国はそれをやるだろう。 https://t.co/3NQCRNxoWO
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ツイッターより。 貧乏人にとってマイルドなインフレって、金を持ってるやつが強いという非対称性を、通貨の価値を下げて緩和するっていう大事な役割があると思うんだけど、貧乏人のほうが多いはずの世の中で皆がインフレを恐れてるように見えるのはなんで — kazutomi (@kazuto...
橘玲さんのツイートより。 インフレ税で財政赤字を処理するのは、経済学的には最適解なのでしょうが、外貨(Bitcoin)の保有などで富裕層はかんたんに回避できるので、経済格差をさらに広げることなると個人的には思います。 — 橘 玲 (@ak_tch) 2017年7月10日 天文学...
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