2020年8月30日

そもそもどんな仕事もしたくない



ツイッターより。

余りにも同感なツイートが流れてきて、現役会社員時代の辛さを思い出しました。

「そもそもどんな仕事もしたくない」

そう、これです。私が早期リタイアを志向した動機、「セミ」リタイアを選択しなかった理由はこれに尽きます。

就職してから早期リタイアに至るまでの会社員時代、仕事が楽しいと思ったことは一度もありません。仕事以外なら楽しいことはいくらでもありますが、私が楽しいと思う事が金銭的対価を生むことはありません。むしろ対価を払ってでもやりたい事ばかりです。

何かを趣味として楽しむのは自分の需要を満たすだけの行為であるのに対し、何かを仕事にするのは他人(対価を払う人)の需要を満たす行為である、という大きな違いがあります。両者が一致していることは稀で、趣味を仕事にしようとする場合、他人の需要に応じて行動を修正する必要が出てきます。実際にこれを試みた経験はありませんが、自分が好きな領域だからこそ、他人に合わせる事がよりいっそう苦痛になるのは容易に想像できます。

中には、毎日楽しい仕事をしながら金銭的対価も獲得しているよ!と言う人もいるのは知っています。おめでとうございます。天職に巡り会えた幸運な人だと思います。

でも私には無理でした。楽しいことで稼ぐのは諦め、楽しくなくても効率よく稼げる仕事を淡々と続けることにしました。そんな仕事を40年も続けていたら絶望していたと思いますが、幸い16年で終えることができました。

このツイ主さんや私のように、どんな仕事も楽しむことができない人間にとって、「好きなことを仕事に」という方向に明るい未来があるとは思えないですね。

参考ツイート:

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