2018年8月5日

リタイア後には「投資は貯金感覚で」使えばいい

カン・チュンドさんのブログより。
こんにちは。インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。投資信託のしくみで分かりづらいのが、「お金の受け取り方」でしょう。分配金という名目でお金を受け取っても、部分解約してお金を受け取っても、どちらも、 【ファンド本体から、お金が出ていることに】変わりはありません。...
tohshi.blog61.fc2.com
『分配金』のほうは、

出すか出さないか、
いくらぐらい出すのか、
すべての決定権は「運用会社」が握っています。

あなたは何ひとつ決められません。

ちょっとリタイアした後の、
【ふつうの生活】を思い浮かべてみましょう。

お金を出すか出さないか、
(出すとしたら)いくらぐらい出すのか、

自分が主導権を握って、
【部分解約】を継続的に行っていったほうが、
セカンドライフの生活費の管理がしやすいと思いませんか?
(中略)
別に『分配金』がなくても、
計画的にお金を出して使っていくことは出来るのです。
カンさんの意見に共感します。

投資信託の分配金にせよ、株式の配当金にせよ、現金として戻ってくるのはファンドマネージャーや株主総会の都合で決まる金額でしかなく、よほどの大株主でもない限り自分の意思ではコントロールできません。毎年変動もするでしょうし、自分が必要とする支出額だって毎年一定ではないわけで、必要な支出額とインカムゲインが一致するケースは極めて稀ではないでしょうか。ほぼ毎年何らかの過不足が生じるはずです。

そんなものをベースに生活しなくても、必要な金額だけ売却していく方がシンプルで無駄が少ないと思います。要は貯金を下ろしながら生活するのと全く同じでいいのです。

カンさんが紹介している定期売却サービスを使う手もありますが、もっと単純に、その都度手動で売却しても全く問題ありません。手動と言っても今はクリックひとつで済むわけですし、売買手数料が気になるなら1回の金額を多めにして頻度を下げるなど、調整も自由自在にできます。

リタイア後のセカンドライフだからといって、インカムゲイン重視の特別な資産運用のやり方が必要である、みたいなありがちな考え方はしない方がいいと思います。

インデックス投資を貯金感覚で行うことの是非が話題になっていますが、資産形成期はともかくとして、リタイア後の資産の使い方にこそ「貯金感覚」が必要なのではないかと、ふと思った次第です。

関連記事:
世の中には「不労所得でリタイアしよう!」みたいな怪しい話がそこら中に転がっていて、リタイアするためには労働所得の代わりに「不労所得」というものを手に入れることが必須であるかのように思われているかもしれません。 しかし、リタイア後の生活費をすべて不労所得で賄う必要はありません。 資...
yumin4.blogspot.com
cubさんのツイートより。 今、株式の配当こそ資産運用の王道な気がしてきた。わけわからん国の不動産だのビットコインだののニュービジネス投資なんかより配当こそ投資の中心・・いやぁ間違いないだろこれ。誰も気づいてないの? — cub(台湾で外こもり中) (@cub_nomad) 20...
yumin4.blogspot.com

0 件のコメント:

コメントを投稿