インデックス投信をドル・コスト平均法で積み立てていく投資法で、主な出口は数十年後の老後生活費。インデックスを追うことで折角トレンドをつかんでいるのに、何故それをほったらかすのか?っと、興味深々。
インデックスを追うことで折角トレンドをつかんでいるのに、何故それをほったらかすのか?っと、興味深々。一言で言うと、トレーダー界隈で「トレンド」と呼ばれているものの存在を信じていないから、ですかね。関連記事:
「 中原圭介の資産運用塾 ~New~: 大怪我をしないために 」より。 いかに損失を最小限に抑えられるかは、上昇トレンドが転換した直後にどのような対応が取れるのかで決まってきます。それは、ボックストレンドや下降トレンドが転換した場合と違って、「損失を追う最悪の機会」となるからです...
インデックス投信をインデックストラッキング機能に使わないで定期的に定額積み立てなんて、用途としてめちゃめちゃもったいない気がする事う。「インデックス投信をインデックストラッキング機能に使う」とはどういう意味なのか、イメージできません…。正直、ほったらかし投資の実践に必要な知識の量は少ないので、思わぬところで無知が露呈してしまいました。
インデックス投信と言っても、どのインデックスを、どんなバランスで買っているのかによって、かなりパフォーマンスがばらつくんじゃないかと思われ、その辺をどうひとくくりに説明しているのか、あまりよく知らないので興味深々。その通りで、かなりばらつく可能性があります。
たとえばインド株式インデックスファンドだけを買うのも確かにインデックス投資ではあるけれども、そのようなリスク集中型のポートフォリオを組むことは、あまり好ましい投資法とは思われません。期待リターンとリスクのバランスを最適化するには市場ポートフォリオ、すなわち世界中の株式に万遍なく(時価総額に応じて)分散するのがよいとされています。
初心者向けに「ひとくくりに説明」するならば、全世界株式インデックスファンド(たとえばVT)だけ買っておけばよい、ということなりますね。
市場の平均を取っていればプロの叡智の結晶がとれる??、って、一定量こなさなきゃいけない、一定割合ポジションを取らなきゃいけない、流動性などの問題で買える銘柄が限定されているなど種々の縛りがある機関投資家をプロと呼んでいるのであれば、自由度が高い個人投資家の立場を捨ててそこに迎合するのはもったいなくない??より自由度の高い個人投資家のリターンが機関投資家のリターンよりも高い、という統計的事実は無いはずです。よって、自由度とリターンの間に相関関係は無いものと考えます。
「インデックス=市場の平均」についてもよく理解できていない。インデックスって、市場の「平均」というか、ある特定グループ(仕切り方は様々)の範囲の平均じゃないかな??、しかも算出の仕方もいろいろだし。ちなみに「平均」だったら損をしてもいいというのは、年収みたいに「平均値」の方が「中央値」や「最頻値」より高いから???、しかも株価の????、なぞ~。平均とは何ぞや? と頭が混乱するのなら、いっそのこと市場平均=VTと思ってもらっても構わないと思います。
平均値の方が中央値よりも高いというのはどうやら本当らしいですけど、そこはあまり重要じゃないと思っています。
市場平均がだだ下がりなのに売らずにほったらかしていると確かに「損」をする時期が訪れるわけですが、その損を避けようとしてアクティブにタイミング売買したりしても、期待リターンが上昇することは無く、取引コストや税コストの分だけむしろ下がります。
さらには、損をするリスクを取り続けていると長期的には報われる(リスクプレミアムが消失することはない)と信じているため、市場平均が下がっても慌てず騒がず、どっしりと構えていられますし、ドルコスト平均法で積立ている場合は一時的に株価が下がってくれた方が有利になります。
「ほったらかし」って、「他人まかせ」みたいな響きで、投資セグメントではかなり痛いと思しき響きなのに、どう説明すればこんなに受け入れられてるのか??どんなマーケティングしてるの?ローコストで他人まかせにできて平均点が取れるって、痛いどころかめちゃ美味しい仕組みだと思います。とにかく時間がなくて忙しい現役労働者や、リタイアしても私みたいに何もしない時間が至福な人なら誰でも、ほったらかしで平均点が取れることを知れば即採用するんじゃないでしょうか。
逆に手数料で儲けたい金融業界にとっては旨味が少ない金融商品なので、積極的に「マーケティング」を仕掛ける動機がありません。それでもここまで一般に知られるようになってきたのは、ごく一部の良心的な評論家(例:山崎元氏)やFPさん(例:カン・チュンド氏)、多くのインデックス投資ブロガーさんたちが、「金融業界ではなく投資家の利益になる情報」を地道に発信し続けてきたおかげだと思います。
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遊民さんが疑問に答えてくださるなんて、なんて贅沢なんでしょう。
返信削除ありがとうございます!!
ブログを書いていて、ホント良かったです。
トラッキング機能は、相場に入りたいけれど、めぼしい銘柄を探すのに時間がかかりそうな時などに、指数を追ってくれるトラッカーファンド(=インデックスファンド)は、一時預かり所として最適ぐらいの感覚でした。
これから自分の「アクティブ運用」脳から先入観を取り除く作業に苦戦しそうですが、全世界株式インデックスファンドのイメージで再構成を試みます。
ドライバーが購入側(投資家)目線での地道な発信とは、イメージとは違っていましたが、ぐっときました。
ありがとうございます!