投資でリスクを取っている状態を「ポジションを取る」、何も買っていない時は「ノーポジ」、全力買いで余力なしの時は「フルポジ」なんて表現したりします。本帰国して投資を再開したら、是非一度「フルポジ」をとってみたいものです。あ、でも、一点買いじゃありません。
持てる資産をすべてリスク資産に投じ余力なしの状態が「フルポジ」、全てキャッシュポジションで全くリスクを取っていない状態は「ノーポジ」です。この定義に従えば、1年分の生活費ぐらいしか円キャッシュを持っていない私は「ほぼフルポジ」と言えそうです。
しかし、「全てキャッシュポジション」なら「全くリスクを取っていない」ことになるという世間一般によくある見方は、ちょっと違うのではないかと思いました。いや、キャッシュ特有のリスクは全力で取っているでしょう、と言いたいのです。
キャッシュの額面が変化しないことをもって「ノーリスク」と呼ぶのは、厳密には誤りだと思っています。額面は同じでもその購買力は変化するからです。株式とは違ってその変化は非常に緩やかであることが多いものの、通貨の歴史を振り返れば暴落することもそれほど珍しいことではありません。そして株式とは違って、いったん暴落した購買力がV字回復することはまず無いという点も、管理通貨固有の特性だと思います。
キャッシュにも株式にもそれぞれ固有のリスクがあり、僅かでも資産を持っている人なら誰でも、意識の有る無しに関わらず何らかのリスクを取っていることになるでしょう。本当にノーポジなのは無一文の人だけだと思います。
参考ツイート:
2010年9月7日
— チューリップ (@tuli_pretty) October 2, 2018
ウォーレン バフェットの言葉
1つ言っておきたい。最悪の投資は現金を持つことだ。
現金は時間の経過とともに価値を失ってしまう。
銀行預金はローリスクローリタンというが実はハイリスクローリターン。
— 福山まさと (@tanamo3618) October 2, 2018
不急のお金は株なり金なり不動産なりに変えておくべき。
法定通貨の長年の歴史では、価値がダラダラ下がるかハイパーインフレで一気に下がるかのみで、価値は上がらない。
100年前は100円で家が買えたが、今はジュース1缶のみ。 https://t.co/OoYnNWDXGv
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記事をご紹介いただきありがとうございます。国際通貨ではなかった人民元やフラジャイル5のインドルピーを給与として受け取っていた期間に現地の人が「金」を買いたがるのを見ていたので、おっしゃることが身に沁みます。
返信削除>本当にノーポジなのは無一文の人だけ
不謹慎ながら、爆笑でした。