2018年6月25日

株式投資を辞めるリスク

正吉さんのブログより。
正確に書くと、キャピタルゲイン狙いの個別株株式投資をやめることにしました。(この株はきっと騰がるだろう)と期待して個別株を買い、予想通り騰がったらその株を売って利益を得る。下がったら損切りをする。(この株はきっと下がるだ
www.iwannabefree.info
単純明快なバイ&ホールドを実践している投資家の視点からは、正吉さんが今までやっていたのは投資と言うより「トレーディング」ではないだろうか、という疑問を持ちました。

トレーディングは期待リターンの面でも、使われる時間や労力の面でも割に合わないものですから、ひとまず卒業されたのは良かったんじゃないかと思います。

過度な心配をしなくても運用を続けられるような、リスクとリターンのバランスをうまく取れるような運用をしていかなくちゃ、と考えています。(それが難しいんですけどね・・)
そうですね。自分にとって「過度な心配」になるようなリスクってどの程度なのか? を知ることが最初は難しいのだと思います。「~ショック」的なものを何度か経験するうちに、だんだんわかってくるのですが。

自分のリスク許容度さえわかってしまえば、リスク資産への適正な配分割合が決まるので、あとはそれに従って淡々と持ち続けるだけなので簡単ですね。

(生きていくには「お金」が必要だけれど、その「お金」ってそんなに全面的に信用できるものだろうか?)という気持ちも大きくなってきました。
(中略)
「お金」は好きだし、「お金」は大事だと思っているけれど、「通貨」(円とかドルとか)に依存し過ぎるのは危険かなぁと思い始めています。
円やドルのような法定通貨が全面的に信用できないからこそ、それに依存し過ぎないように世界中の株式にも分散して資産を持っておこうという発想になるわけですけどね。通貨と株式は「お金」で一括りにしてしまうには余りにも性質が違うものだと思います。

ここ数年の順風相場では株式投資の「お金を増やす」面ばかりが目立ちますが、通貨危機や慢性的なインフレに対しては「お金(購買力)を守る」面があることにも、もう少し注目されていいような気がします。

株式投資をやめて資産を日本円一本で持っておくことは、一種の集中投資になります。リスク許容度の低い人にとっては心の平穏をもたらす反面、有事の際には資産が大きく毀損するリスクを抱えることにもなると思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿