2023年9月15日

国民年金を追納する価値はあるか?

公営社会保障制度でこのような選択の機会が与えられるのは稀なことです。社会主義大国日本に残された僅かな自由ですから、自分の頭でよーく考えて決めればよいと思います。

他人に聞けば、追納するという意見も、追納せずに投資に回すという意見も出てきます。なんなら、その99万円を今の楽しみに消費する人だっているでしょう。人それぞれです。注意したいのは、今の時点ではどの選択が正解かはわからないことです。

主さんのような若い人が40年後に受給する予定の年金について、「X歳まで生きれば元が取れる」「厚生年金と違って国民年金はオトクな制度」などと断定する人が跡を絶ちませんが、なんでそんなことが今わかるのかなと思います。保険料の値上げ、受給開始年齢の引き上げ、インフレ率、マクロ経済スライドなど、不確定要素がてんこ盛りなのに…。40年どころか10年後の未来でさえ、年金制度がどうなっているか予想するのは困難です。

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2023年9月1日

資産のポータビリティー

確かに、保有資産のポータビリティーについては普段から意識しておいた方が良いかもしれません。

国民の資産を国外へ逃がさないための規制なら既にいろいろありまして、たとえば銀行口座からの海外送金なんて4年前の時点で実質禁止状態でした。→日本の金融鎖国化は着々と進行中

最近だと暗号通貨取引所にも送金規制の魔の手が及んでいます。→暗号通貨の国内取引所がオワコン化している

いよいよ金融版グレートファイヤーウォールの完成間近です。

「日本から逃げるならご勝手に(移動の自由を規制することは憲法上できないから仕方ない)、でも資産を逃がすのは許さないよ(マネロン対策を口実に規制できるからね)」という日本政府の強いメッセージが伝わってきます。

海外でも働けるスキルを持っている人なら、体一つで日本脱出することになってもまだ何とかなるかもしれません。しかし、私のような完全リタイア民の場合は、全財産が日本国内あってポータビリティーが無い状態で逃げると詰むおそれがあります。

資産がポータブルであることの重要性に気付かせてくれた、日本政府の金融鎖国政策には感謝しかありません!(嘘)

「ビットコインなら持って逃げれる」の補足。

  • ビットコイン限定ではなく他の暗号通貨でもよい。価格変動リスクを嫌うならステーブルコインという選択肢もある。
  • 持って逃げるためには必ず non-custodial ウォレットに入れておくこと。取引所などの custodial ウォレットにある暗号通貨は、前述の規制によって送金できないリスクがある。

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