2021年12月31日

2021年末の資産残高推移

年に一度の資産残高集計を済ませました。

前年比プラス181%(USDベース)となり、過去最高値を大幅に更新しました。

昨年にも増して、とんでもないグラフの傾きになりました。この2年でほぼ6倍増ですからグラフのスケールがすっかり変わってしまい、あのリーマンショックの暴落(2007~2008)でさえ、さざ波にしか見えなくなりました。

この驚異的なハイリターンをもたらしたものは何かと言うと、昨年からマイポートフォリオの主役に昇格したETHという暗号通貨です。単純にウォレットで1年寝かせているだけでもプラス414%の名目リターンを生み出したことになります。しかもCP(カウンターパーティー)リスク無しに。

昨年同様、今年もETHホルダーにとってボーナスステージでした。もしかするとバブルかもしれず、たとえば1年後に半額、いや1/4になっていたとしてもべつに驚きません。けれど、株式にせよ暗号通貨にせよ、現在の価格が割高か割安かは未来にならないとわからないものです。気にするだけ無駄だと思います。

相変わらずETHのボラティリティーは異常に高いようですが、私のように鈍感な投資家にとっては些細な欠点に見えます。毎日株価をチェックして一喜一憂するタイプの投資家だったら、コロナショックや今年5月の急落を見てメンタルやられていたと思います。

かつてのマイPFの主役、全世界株式インデックスETF(VT)もしっかりプラス16.35%のリターンを生んでいます。それでも相対的にパフォーマンスが低かった株式の、PFに占める割合はさらに低下しました。今後ますます株式を売らずに温存する必要がありそうです。

年間支出の方も順調に増えて、ほぼ倍になりました。最初は戸惑いつつも、分相応なレベルまで財布の紐を緩めることに成功した1年でした。自分史上最高の年間支出でも年齢+ACRは155歳。こちらも最高値更新ですが、勿論そんな年齢まで長生きする予定はありません。

ここまで資産が増えてしまうと、年間支出を正確に把握してACRを計算する意義が見いだせなくなります。それを計算してみたところで、どうせ私の平均余命を遥かに超えることが分かりきっているので。

とりあえず明日から、家計簿をつけるのをやめてみようと思います。今後資産残高が激減して再び警戒水域に近付くような事があれば、そのときにまた考えます。

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2021年12月30日

Xデイに備えるなら

たまたま見つけたのですが、これいい質問ですよね。

リプや引用RTで、いろんな人が考える「対策」らしきものがコメントされています。

私が仮に今でも国内の証券口座に資産を預けているならば、その資産を全売却&暗号通貨に替えて自分のウォレットで保管、これが回答になります。この方法で口座封鎖を含むカウンターパーティーリスクを排除できます。あんな値動きの激しいものを持っているのは嫌? 今はステーブルコインという便利な選択肢もあります。

一昔前なら、国内口座にある資産を海外口座へ疎開でも良かったと思います。日本政府が直接海外口座を封鎖することはできないからです。しかし外国政府の協力があれば封鎖できないこともない(コストに見合う成果があるかは別として)、という点で不十分でしょう。今となっては次善の策です。

さらに古典的な方法として、ゴールド現物に替えて自宅に保管、みたいな回答も見かけました。確かにCPリスクは無いもののポータビリティーに難がありすぎます。うかうか自宅を留守にすることもできず、いざというときに日本脱出、というオプションを捨てることにもなります。

CPリスク無し&ポータビリティーを兼ね備えた暗号通貨として資産を持っておくことが、最強の資産課税対策だと思います。

参考ツイート:

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2021年12月20日

JPYC特売所

こんなのあったら面白いのにな~と思っていたサービスが、早くも登場しました。つい先日の記事で取り上げた「JPYC買取所」さんが販売も始めたようです。 

公式より安いレートで買えるのは大きな魅力です。初日はたった5分で締め切られたようで、こちらも相当な需要がありそうです。

暗号通貨経済圏へのオンランプ手段としてだけでなく、普通に法定通貨経済圏で買い物したいだけの場合でも、JPY→JPYC→Vプリカ→なんちゃらPayみたいなルートを通せば3%安くなるわけで、手間さえ厭わなければ結構な節約手段にもなると思います。

なぜ安売りできるのかというと、このレートよりさらに安くJPYCを売ってくれる(安くてもいいからJPYCを現金化したい)人たちがいるからですね。買取所で0.93で仕入れたJPYCなら、特売所で0.97で売っても十分な利益が出るという訳です。

このレートで取引が成立するのなら、JPYCの市場価値は1円未満(0.95円ぐらい)という事になります。これは、DEXにおけるUSDC/JPYCのレートが、ほとんど常にUSD/JPYから5%程度乖離している現象と整合しています。

USDCはUSDにペッグすることに成功しているけれども、残念ながらJPYCはJPYにペッグすることに成功しているとは言い難いです。そもそも日本の厳しい暗号資産規制を掻い潜るような方法で発行されているので、USDCとは違って発行主体が等価で買い戻すこともできません。法定通貨よりも使い道が限られている分だけ、市場価格が割り引かれるのは当然と考えます。

私は既にJPYをほとんど持っていないので特売所を使う機会は無さそうですが、レート次第では買取所の方を使う機会は出てくると思っています。両替所ビジネスが健全に発展して、買取と販売のスプレッドがもっと狭くなることを期待します。

参考ツイート:

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2021年12月9日

暗号通貨の相続問題

取引所の場合は既存の銀行口座や証券口座と同様なので、特に目新しい問題は無さそうです。暗号通貨特有の問題があるとすれば、non-custodialウォレットに入れてある資産を本人の死後にどうやって譲渡するか、ですね。

とりあえず思いつくのは、死後に自動送信される遺言メールサービス等に登録しておき、PCやウォレットをアンロックするパスワード等を伝えるという方法があります。よほど信頼できる被相続人なら、生前にパスワードを伝えておいてもよさそうです。

せっかくnon-custodialに管理していた資産を集権型のカストディサービスに戻して、つまりわざわざ第三者を仲介させて相続させる必要は無い気がします。CPリスクが無いという暗号通貨最大の利点を捨てることになりますから。

「永遠にゴックス」が最悪の出来事のように思われているフシがありますが、本人が一生で使い切れなかった資産を他者が触れることさえできない状況って、そこまで悪い事だとは思いません。本人が望んでいなくても法定相続人というだけで遺産相続されてしまったり、相続人のいない人の遺産が国庫に帰属してしまうよりは、よほどマシではないかと。

お金が永遠に死蔵されたらデフレになる?

その通りです。デフレだから良くない、みたいな条件反射はやめてくださいね。逆です。通貨の購買力が上がるデフレは、まだ生きている通貨保有者にとって喜ばしいことです。インフレ通貨をただ握りしめていたら貧しくなる一方ですが、持っているのがデフレ通貨なら逆のことが起こります。

法定通貨がどんどんインフレしていく原因は、金融緩和政策で供給がじゃぶじゃぶに増えていることも勿論ですが、法定通貨経済圏内にある遺産はほとんど死蔵されることもなく、誰かが相続したり政府が没収したりして再利用されるから、というのもありそうです。

少し話が逸れましたが、相続問題であれこれ悩むのも今のうちだけという気がします。暗号通貨に慣れ親しんだ世代が終活をする頃になると、死後に遺言スマコンが自動執行されて、本人の遺志の通りに遺産が分配されるのが当たり前になっているのではないでしょうか。

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2021年12月1日

JPYC買取所

まだ実証実験の段階ですが、興味深いサービスが始まっています。

現在は交換レートが1JPYC=0.93円まで悪化してる上に、銀行振込手数料まで利用者負担なので、かなり高コストです。

それでも開始から10分で終了するほどの人気ぶりには驚きました。日本の暗号通貨ユーザーは、クソみたいな規制に縛られた日本の取引所を経由せずにオフランプする手段を待ち望んでいたようですね。

こんなに潜在需要があるなら、既存の金券屋さんとか参入してくるんじゃないでしょうか。買取と同時に販売もやるオンライン両替所が乱立すると面白そうです。たとえば1JPYCを0.98円で買い取って0.99円で売る、みたいな両替所があるなら是非使ってみたいですね。今後、競争によってレートが良化することを期待しています。

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2021年11月12日

自由時間が増えると金銭の消費も増える?

ツイッターより。 

いやそんなわけないだろうと思って引用RTを読んでみたら、共感コメントのオンパレード。このツイートに違和感を示すコメントは極少数という事実に衝撃を受けました。

少なくとも私の場合は、「働いている間は拘束されていた時間が、まるまる消費の時間になる」などという事は起こりませんでした。リタイア前後の家計簿を見ると、リタイア後の方が支出が減ってます。僅かな金銭で大量の時間を使う系の遊びとか、ほぼ何もせず思索に耽ったりするのが好きだからだと思います。

さらに、とにかく時間が足りず何事もカネで解決していた現役時代とは違って、リタイア後は時間を余分に使って金銭を節約するという選択肢が生まれました。たとえば外食ではなく自炊とか、移動手段なら新幹線ではなく青春18きっぷとか。時間は数倍かかる代わりに金銭の消費は数分の1になったりします。

このようなトレードオフも可能であることに気付かず、ひたすら金銭を消費する方法しか時間の使い道を知らない人々って、早期リタイアだけでなく定年リタイアでさえ生活が破綻するリスクを抱えている気がするのですが、大丈夫なんでしょうか…。

参考ツイート:

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2021年11月8日

FTXのレンディング金利はバグっているのか?

ツイッターより。 

1日24ドルってことは1年で8,760ドル、年利8.76%。最近は10%前後で推移しているので、これでも控え目な予測ですね。ローリスクで高い名目リターンが得られるFTXの優位性は確かに継続中です。既存の外貨預金や外貨MMFの金利がゴミに見えます。

しかし、本当に利息の全額が「不労所得」で、その分だけ「資産が増えていく」と言えるのかどうか…。

過去に何度か書いているように、そう感じるのはよくある「貨幣錯覚」じゃないのかな?と思うわけです。

大事なのは金額ではなく購買力です。金額だけ見て資産が増えた減ったと判断してはいけません。無意識にそうしてしまうのは、それこそ全人類の脳に宿る「バグ」です。

USDも他の法定通貨と同様に、コロナショック以降の金融緩和によってインフレが加速しています。9月のデータでは前年同月比20%~40%程度の物価上昇が見られました。

仮に10万ドルを平均年利10%のレンディングで運用していたとしても、この1年で資産が減ったことになるのです。1年前に10万ドルで買えたものが、今では11万ドル出しても買えないのですから。

FTXの高金利は決して「バグ」ではないことがわかります。どちらかと言えば、需給によって毎時間変動するFTXの金利の方が、予測インフレ率を正確に織り込んでいると言えるのではないでしょうか。これだけ通貨の購買力が下がっているのに依然として0.5%程度の金利しか付かない銀行預金の方が、よほどバグっていると思います。

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2021年11月4日

「働いた人が得られる筈だった報酬の一部を掠め取っていく」のは誰か

ツイッターより。 株式を買うのが投資じゃないんだったら、この人が言う「投資」の定義って何? それこそ全くわかりません。誰か教えて(笑)

本題。株主が「働いた人が得られる筈だった報酬の一部を掠め取っていく」と表現していますけど、明確な誤りです。労働者への報酬は雇用契約書にちゃんと書いてあり、株式会社はその通りに支払っています。もちろん、株主が両者の間に入って一部を掠め取ることは不可能です。

人件費を含めた全ての経費を差し引いたあとに利益が残っていれば、その一部が株主に配当されるだけです。株主が受け取るのは最後の残り滓、と言ってもよいでしょう。仮に赤字決算なら何の見返りも無く、株価も下がって踏んだり蹴ったりな目に遭います。赤字だろうがお構いなしに報酬を請求できる労働者よりも立場が弱いのが株主なのです。

では、いったい誰が労働者の報酬の一部を掠め取っているのか?

そんなの給与明細にほとんど書いてありますよ。
所得税、住民税、社会保険料。

どこからどう見ても犯人は政府です。

「ほとんど」と書いたのは、給与明細には現れない社会保険料の会社負担分もあるからです。これこそ「働いた人が得られる筈だった報酬」の典型ではないですか。

優秀な官僚たちが考えたトリックの手口に気付かず、株主や投資家という明後日の方向に敵意を向け続ける限り、労働者はますます貧しくなるでしょう。

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2021年10月10日

集権型金融と分散型金融のリスクの違い

ツイッターより。

既存の集権型金融側から見た分散型金融(DeFi)固有のリスクとして、特に間違ったことは言っていません。しかし、そこだけを強調されると分散型金融の方がハイリスクみたいな誤解を生むのではないかと思いました。

視点を逆転して分散型金融側から見ると、集権型金融のリスクについて次のように述べることもできます。

これは単なる脅しです。しかしイメージしておくことは大事です。


あなたが集権型金融に入れている資金は、口座凍結の被害が発生すれば、全く戻ってこないということはありえるんです。
自分しか開けられないウォレットやDeFiにお金を入れているのとはわけが違う。

そのリスクを本当に許容できているんですか?

集権型金融にも集権型であるが故に不可避なリスクがあるのです。分散型金融を知るまでは、私もこのようなリスクを意識することはほとんどありませんでした。「そのリスクを本当に許容できているんですか?」への答がNoであることに気付いたのは、つい最近のことです。

それぞれリスクの種類が違うのだから、集権型と分散型のどちらがハイリスクかという比較はできません。私はリスク分散の観点から、両者に分散しておくのが無難だと考え、実践しています。

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2021年9月23日

治験ボランティアに志願する気は無い

ツイッターより。 

新型コロナウイルスのワクチンについての私の考えと同じです。

治験も済んでいないような出来たてホヤホヤの薬物を慌てて体に注射する理由が私には無い、これに尽きます。お金貰ってもやりたくないのに無償ボランティアなんてとんでもないと思っています。

治験の結果が出たら教えてください。そのときにまた考えます。

当たり前ですが、治験が済んでいなくても自分にはワクチンを打つ理由がある、と思う人は打てばいいのです。自分の体のことは自分で判断し、他人の領域に口出ししない。このシンプルなルールを守っている限り、打ちたい人と打ちたくない人の間で争い事が起こることはありません。

大体このルール破っているのは、打ちたい側の人ですね。私の観測範囲では。

他人のことは放っておきましょう。

参考ツイート:

2021年9月17日

無料期間だけで解約すると怒られるの?

ツイッターより。 

何を考えて、とは?

無料だからお試ししただけなのでは。

試した結果が振るわなければ、手数料払う価値無しと判断して解約するだけのこと。経営者はちゃんと考えてます。

たとえばアマゾンプライムを無料お試しして有料化する直前に解約しても、「一体何を考えて~」などと怒られる言われはありません。

ずっと無料でやれとは言わないけど、PayPayの1.6%~2%の手数料はもう少し安くならなかったのかな、とは思いますね。1%未満にならないと厳しいのでは?

コード決済はPayPayだけじゃないので、各社で競争してもっと手数料が下がることを期待しています。

そうこうしているうちにキャッシュレスの本命、ステーブルコイン決済が大外から一気に追い込んでくる、という展開にならないかなあ。日本では無理か…。

参考ツイート:

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2021年9月14日

FIRE達成して遊んでいますという人

九条さんのブログより。

いろいろ引っかかるところはありましたが、とりあえずここだけは異議ありと言わせてください。
FIREを達成した人たちのその後をみても、何もしないで遊んでいますという人はほぼおらず、ブログだったり執筆や講演だったり、なんらかの副業をしている人がほとんどです。

普通に毎日遊んでいる人がここにいるんですけどね…。そういう意識高い系の余暇活動などやる気が無い完全無職遊び人や、それを志向する人も、それなりの割合で存在すると思いますよ。リタイア志向という少数派の中のさらに少数派だから目立たないだけで。

九条さん的にはそれはFIREではなく昔からある早期リタイアだ、と言いたいのはわかりますけど、F, I, R, E のどこにもリタイア後の活動を連想する言葉は含まれておらず、FIREと早期リタイアは別物と定義するのは無理があります。

わたし的には早期リタイアとFIREは完全に同じだと思います。そして、そもそも副業やってる状態はR(引退)ではないので、FIREにも早期リタイアにも該当しません。そういう状態を表す最適な用語「セミリタイア」が既に定着しています。

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2021年9月9日

ブログカードの貼り方を変更

リンクをブログカード形式で貼り付けるように変更したのが、約5年前のことになります。
 

最近、iframely.com を使って同様のことができるのを知りました。
 

アカウント登録は不要で、リンク先URLを入力して [CHECK IT] をクリックすると、HTMLコードとプレビューを生成してくれます。CSSの編集なども不要です。シンプルさと見栄えが気に入りましたので、今後は可能な限りこのサービスを使っていきます。

余談ですがblogger.comのUIは昔の方が使いやすかったなあと思います。今のUIではそもそもCSSの編集メニューが見当たりませんでした。

参考記事:

2021年9月4日

分散型ブログHiÐΞへの初投稿


今までは投げ銭するだけでしたからアカウント登録は不要でしたが、さすがに投稿するにはアカウントが必要でした。私はツイッターアカウントとの連携を選択。分散型とは言うものの、結局ツイッターのような中央集権型のサービスに依存する部分が残っているのは気になりました。

MetaMaskとの連携を済ませ、記事を作成。私はマークダウン記法など知りませんので、リッチテキスト形式に切り替えて編集しました。初見で戸惑ったのは、編集画面にタイトル欄やトピック欄が無いこと。これらは、「投稿」ボタンをクリックしたあとに入力する仕様になってます。

作成した記事のNFT化が推奨されていますが、MetaMaskが空っぽのうちはまだできませんので後回しでOKです。

記事を公開してしばらくすると、さっそく少額の投げ銭が貰えました。もちろんJPYCです。それと同時かどうかは不明ですが、MetaMaskに少額のMATICトークンも入っていました。これはPolygonネットワークのネイティブトークンで、EthereumメインネットのETHに相当するものです。せっかく頂いたJPYCも、MATICがなければMetaMaskから動かすことはできません。

なので早速JPYCをMATICに替えました。SushiSwapの出番です。


Polygonはガス代が激安なので、0.4MATICもあれば10年はもつでしょう。

これで財布にMATICとJPYCが入った状態になったので、記事をNFT化。正直、NFTのことはなんにも分かっていませんが、100JPYC貰うための要件らしいので淡々と作業。

手数料1JPYCとは何と良心的な。

というわけで、投げ銭を投げるだけでなく貰う方の体験も済ませました。投げたお金が途中でピンハネされることなく丸ごと届く仕組みは最高に気持ちいいですね。未来を先取りしたプラットフォームだと思います。

9/5訂正: 最低0.5%の手数料が投げ銭から引かれてHiÐΞの収入になる仕組みであることを知りました。「途中でピンハネされることなく丸ごと届く」わけではありません。この手数料率は0.5%~20%の間で投稿者側が設定します。

参考記事:

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2021年8月14日

コロナ対策禍ではっきりしたこと

ツイッターより。 

同感です。

一見似たような飲食店の経営者であっても、誰の方向を向いているかは全く異なるという事実が、コロナ対策と称する一連の政府の経済介入で浮き彫りになりました。わかりやすい例としては、グローバルダイニングとワタミの対応の違いなんか対照的です。

公権力が暴力をちらつかせながら「要請」してきたら従わざるを得ないのもわかりますけど、権力に屈しなかった人と対比すると評価は暴落しましたね。政府が奪った他人の稼ぎを分けてもらって生き延びようとする姿勢は、商売人として終わってると思います。今後経済が正常化しても、あのとき政府の顔色ばかり伺って消費者の需要に向き合わなかったという悪印象は一生消えません。

医療や保育など元から社会主義経済圏の話ならまだ諦めもつきますが、コロナ以前は健全だった飲食業界までもが、こうやってどんどん社会主義ウイルスに感染していくのを見るのは辛いものがあります。日本経済はお先真っ暗です。

こんな狂った時代だからこそ、私もユキノシバリ (@yukinoshibari)さんと同じく、健全な商売人をきちんと選別してお金を投票したいという気持ちが、より一層強くなりました。

参考ツイート:

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この記者会見動画を見て、原告の主張にたいへん共感しました。 こういう場合、店に食べに行って直接お金を落とすのが一番だと思いますが、グローバルダイニングの店舗はほとんど首都圏に集中しており、私の生活圏には一つも無いのが残念です。...
yumin4.blogspot.com
ツイッターより。  補助金もらってない、規制で生き延びてない業界・企業は強いよ。 コロナで仕事減ってもダンピング仕掛けて他所の仕事喰い取ってる。結果的に足腰しっかりしてる所が生き残る。潰れる所はあってもそこが伸びて失業者引き受ける。...
yumin4.blogspot.com

2021年7月17日

暗号通貨で投げ銭できるサイト

crypvoの中園です! 7月10日の豪雨にて被災した鹿児島県薩摩川内市を支援したくクラウドファン
hide.ac
hide.ac の暗号通貨投げ銭機能を利用した災害支援の募集がありましたので、サクッと寄付してみました。

このサイトはJPYC投げ銭機能が実装されてから頻繁に更新をチェックするようになり、新たな知見を得た記事にはお礼として投げ銭をするのが日課になっています。

日本円のステーブルコインJPYCで投げ銭が貰える、というのが売りのプラットフォームなんですが、投げ銭する側は必ずしもJPYCを持っている必要はなく、次の8種類の暗号通貨の中から選べます。JPYC以外を選択した場合は、裏で分散取引所Quickswapを使って自動的にJPYCへ両替してくれる仕組みになっています。楽ちんです。


私の場合は今回もいつも通りUSDCを選択しました。Polygonネットワーク(Ethereumのサイドチェーン)のウォレットには、ほぼそれしか入っていないからです。


1万JPYCに対して85.83USDCほど引かれているので、QuickswapでのUSDC/JPYCレートは116.50と出ました。USD/JPYのレート(≒110)から5%以上乖離しています。

USDC払いする側としては安上がりになるから良いのですけど、ステーブルコインとして設計された暗号通貨であっても、DEXなどの二次流通市場においては必ずしも法定通貨とのペッグが維持されるとは限らない点には注意が必要です。

Polygonの送金手数料はETHではなくMATICで支払います。今まで気にしたことは無かったものの一応計算してみたら1回1円未満でした。送金速度は必ずしも速くはないです。むしろ最近は遅いことが頻繁にあって、今回も30分ぐらいかかった気がします。買い物や旅行予約と違って、寄付なら他の作業しながら気長に待てます。

法定通貨の寄付でも、以前利用したCALL4のような仕組みなら十分にハードルが低かったのですが、暗号通貨の寄付はハンドルネームやメールアドレスさえ不要で、さらにハードルが低いと感じました。寄付プラットフォームの理想形に近付いています。

集まったJPYCをどのようなルートで法定通貨経済圏へ戻して災害支援に役立てるのか、楽しみに見守りたいと思います。

参考ツイート:

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yumin4.blogspot.com
当ブログでも頻繁に記事を引用しているウィキペディア。 たまには寄付でもしようかと思い、どんな支払い方法があるのか見てみました。 その他に寄付する方法 - Wikimedia Foundation donate.wikimedia.org いろいろリストされてますけど、匿名のまま送...
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日本円ステーブルコイン「JPYC(JPYCoin)」がリリース・販売開始|前払式支払手段扱いのステーブルコイン 日本暗号資産市場株式会社のプレスリリース(2021年1月27日 11時00分)日本円ステーブルコイン[JPYC(JPYCoin)]がリリース・販売開始|前払式支払手段扱...
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2021年7月9日

暗号通貨決済ができる旅行予約サイト

ツイッターより。 

このツイート見てからずっと使ってみたいと思っていた予約サイトで、実際に暗号通貨払いによる宿泊予約を体験しました。

Huge savings on 2,200,000+ hotels worldwide ✓ Best price guarantee ✓ Pay with Credit card, Bitcoin ✓ 710,000+ reviews ✓ Safe & secure ✓ 24/7 support
www.travala.com

結論から言うと、非常に良いユーザー体験でした。

戸惑いそうな点としては、日本語対応ではないこと、価格表示通貨をJPYに切り替えることができないことでしょうか。英語表示、USD表示が基本になります。これって、もしかして金融庁から因縁つけられないための対策かも?

英語アレルギーの人、USD/JPYの為替手数料がかかるような支払い方法(たとえば日本のクレカ)を使いたい人が、わざわざこの予約サイトを選ぶメリットは無い気がします。

Travalaでは暗号通貨払いを含めて次の7種類の決済手段があります。





[Crypto] をクリックすると出るわ出るわ、50種類ぐらいの暗号通貨の中から選べます。

正直、知らない通貨の方が多いです。ここでステーブルコインのDAIを選択しました。ステーブルコインを選ぶと、USD払いと全く同じ金額になります。分かりやすいし、価格変動リスクが無いのは大きな利点です。

因みに、ここでBTCやETHを選ぶと、USDから換算された金額が次のように表示されます。

どうせこういうわかりにくいところで極悪レート適用して稼いでるんじゃないの?と疑う癖がありまして、念の為にCoinGeckoのリアルタイムレートで計算してみました。その結果がこちら。

全く手数料抜かれてません。疑ってすみませんでした。

あとは、指定されたETHアドレスへDAIを送金するだけです。私はトークンをステークしている某取引所から送ったので送金手数料は無料でしたが、自分のウォレットから送る場合はトランザクション手数料がそれなりにかかります。たとえば30gweiのときは4ドル程度のETHが必要です。

クレカ決済より明らかに劣っているのは速度ですかね。取引所からの送金だと着金まで早くても1分程度は待ちます。自分で送る場合にガス代をケチったりすると1時間かかってもおかしくありません。

あとは、先払いによるカウンターパーティーリスクがあります。相手が債務不履行になった場合、全額返金される保証はありません。将来的には、予約時ではなくチェックイン時に受取人のアドレスへ着金するようなスマコンを動かすことで、このリスクは解消できそうな気がします。

クレカ決済より優れているのは圧倒的にセキュリティでしょう。なにしろクレカのセキュリティがザルすぎます。普段何気なくやってますがクレカ情報を予約サイトに入力する行為は、秘密鍵ごとウォレットを他人に渡しているようなものです。暗号通貨払いなら、セキュリティは銀行振込と同等かそれ以上です。

Travala では宿泊だけでなく飛行機やアクティビティの予約も可能です。旅行の手配をするだけなら法定通貨に一切触れることなく、暗号通貨だけでも完結する時代になったわけです。ゆっくりとではありますが着実に進歩しています。

速度とコストの問題さえ解決すれば、その先には暗号通貨決済が爆発的に普及する未来が見えてきます。たくさんの暗号通貨を握りしめながら楽しみに待ちたいと思います。

参考ツイート:

関連記事:

ツイッターより。 旅行者にとっては凄い体験をしてしまいました。 首都スコピエに暗号通貨換金所がオープンしており 「ホントかよ!?」と 半信半疑で利用してみました。 指定のアドレスに暗号通貨を送金すると本当に現金化できてしまいました😱 暗号通貨を売って旅行とか、もう訳わからない時...
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2021年7月7日

物価が安いことをdisる人たち その3

ツイッターより。 

ツイ主さんは情報提供しているだけかもしれませんが、案の定リプと引用コメントで「デフレの日本は~」などとdisる人々が大量発生しているのが観測できます。前回から約2年ぶりなので観測日記を付けるには丁度良い頃合いかと。

「日本は物価が安い(A)⇒ゆえに貧しいのだ(B)」

相変わらずこういう趣旨のコメントが異常に多くてうんざりしますが、2重に間違っています。

まず(A)が誤りであることは、以前の記事に書いた通りです。

ツイッターより。 こういう、日本衰退してるよ系のツイートに対して、 「シアトルみたいな超物価高い都市と比べても意味ない」 みたいなコメントたまにいただきますが、 他の方のコメントにもあるように、シアトルだけじゃなくて、ヨーロッパや他のアジア諸国と比べてもそうなんです...
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最新のランキングを見ると日本は19位に後退したものの、アメリカは20位で物価はほぼ同じです。世界19位の日本の物価を安いと感じるのなら、その人にとってはアメリカの物価も安いことになりますね。たぶん世界の金持ちランキング上位1パーセント以内に入る富裕層の方に違いありません。羨ましい限りです。

世界でも特に物価が高いニューヨークの外国料理店と、日本の国内料理チェーン店を比べて物価を語ることの無意味さにも、いい加減気付いてもらいたいですね。東京の一等地にあるフランス料理店のメニュー見たフランス人が「東京の物価凄まじいな」とツイートしているのを見たら笑ってしまうわけですが、それと全く同じことですよ。極端な事例だけを見て「日本は~」などと大きな主語で語り始めるのは。

次。仮に(A)が正しかったとして、なぜそこから(B)が導かれるのか全く分かりません。誰も筋の通ったロジックを展開している人はおらず、ただの条件反射か信仰にしか見えません。普通に考えて「物価」(≠所得)は安ければ安いほど豊かでは? 物価が高い方が豊かだと思う人は、なぜ日本でチップを上乗せしてセルフ物価高の豊かな暮らしを実現しないのですか?

政府とマスメディアによって刷り込まれた「デフレは悪」という信仰がいかに強固であるか、毎度ながら本当によくわかります。日本政府にとっては実に都合の良い状況です。引き続き安心してインフレ税を徴収できる上に、出口の無い金融緩和の結果ハイパーインフレに陥ったとしても誰も責任を取らなくて済みますからね。国民の大多数が海外の物価高を羨望して「デフレ脱却」などと叫び続けた結果なのだから仕方ありません。

参考ツイート:

関連記事:

ツイッターより。 アメリカに約5日間いて、改めて物価の高さに驚いた。アメリカが異常なんではなくて、これが普通で、日本が異常。不安になる。 — Yusuke Mitsumoto ⚡️ (@Yusuke_Tokyo) May 5, 2018 久々のドトール。さすがに200円台はびっ...
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ツイッターより。 $66,000(≒730万円)って、何の数字だと思いますか? シアトルに、低所得者を対象に確定申告を無料で行う団体があって、そのサービスを受けられる上限年収が、$66,000なんです。 この基準だと日本人の大半が低所得者ということに😱 日本がと...
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