相続問題を考えると暗号通貨のカストディサービス需要は増えていくだろう。
— MS@🔺とんがりコイナー🚀 (@suger_310) October 5, 2021
億り人になった後自分の死後に暗号通貨のウォレットや取引所に誰がアクセスできるのか。
出来なければ永遠にゴックスされることになる。
ビットコインが普及したあと、必ずこの問題が注目されるはずだ。
取引所の場合は既存の銀行口座や証券口座と同様なので、特に目新しい問題は無さそうです。暗号通貨特有の問題があるとすれば、non-custodialウォレットに入れてある資産を本人の死後にどうやって譲渡するか、ですね。
とりあえず思いつくのは、死後に自動送信される遺言メールサービス等に登録しておき、PCやウォレットをアンロックするパスワード等を伝えるという方法があります。よほど信頼できる被相続人なら、生前にパスワードを伝えておいてもよさそうです。
せっかくnon-custodialに管理していた資産を集権型のカストディサービスに戻して、つまりわざわざ第三者を仲介させて相続させる必要は無い気がします。CPリスクが無いという暗号通貨最大の利点を捨てることになりますから。
「永遠にゴックス」が最悪の出来事のように思われているフシがありますが、本人が一生で使い切れなかった資産を他者が触れることさえできない状況って、そこまで悪い事だとは思いません。本人が望んでいなくても法定相続人というだけで遺産相続されてしまったり、相続人のいない人の遺産が国庫に帰属してしまうよりは、よほどマシではないかと。
お金が永遠に死蔵されたらデフレになる?
その通りです。デフレだから良くない、みたいな条件反射はやめてくださいね。逆です。通貨の購買力が上がるデフレは、まだ生きている通貨保有者にとって喜ばしいことです。インフレ通貨をただ握りしめていたら貧しくなる一方ですが、持っているのがデフレ通貨なら逆のことが起こります。
法定通貨がどんどんインフレしていく原因は、金融緩和政策で供給がじゃぶじゃぶに増えていることも勿論ですが、法定通貨経済圏内にある遺産はほとんど死蔵されることもなく、誰かが相続したり政府が没収したりして再利用されるから、というのもありそうです。
少し話が逸れましたが、相続問題であれこれ悩むのも今のうちだけという気がします。暗号通貨に慣れ親しんだ世代が終活をする頃になると、死後に遺言スマコンが自動執行されて、本人の遺志の通りに遺産が分配されるのが当たり前になっているのではないでしょうか。
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