2020年3月30日

天然全体主義ウイルスの猛威

万楼さんのブログより。
いま国内旅行中ですが、写真をSNSに投稿したところ、知人から「他県への移動はできるだけ避けてほしい」と釘を刺さ…
bucketlist.xsrv.jp
いま国内旅行中ですが、写真をSNSに投稿したところ、知人から「他県への移動はできるだけ避けてほしい」と釘を刺されました。

東京から実家に帰ろうとした人が「感染拡大させるな!」とバッシングを受けるってことも実際に起きていますね。

(中略)

首都圏在住の僕の友人は、今月札幌に旅行していたんですが、SNSに投稿したら「ウイルスばらまかないで欲しい」とコメントされてました。

(中略)

地域の差だけでなく、感染リスクに対する人の感覚は人それぞれのようで、その感覚の違いが摩擦を生んでしまうのが、息苦しい感じがしています。
いやほんと、息苦しい世の中ですよねえ。

このような「私服警官」まがいの連中がどこに潜んでいるかわかりませんから、不快なバッシングを受けないように自衛せざるを得ません。たとえば、ブログやSNSで自分の行動を事細かに報告するようなことは避けたほうが良いでしょう。

たとえ匿名でも油断は禁物です。彼らの負の感情を逆なですると、単なるバッシングでは済みません。なぜ強制しないのか?政府は何をやっているんだ!とか平気で言い出すことが知られています。

平常時は全くそんなそぶりを見せていなかった人でも、今回のコロナウイルスの件では本性が現れています。以前どなたかが言っていたように、天然全体主義者が大量に潜伏していたことがよくわかります。
まさにこれですね。

この予言通り、現在進行形で他人の自由を奪いに来ている連中の姿を、ブログやツイッターで観察することができます。コロナウイルスなら自衛手段が残されているのに対して、民主的に強化されていく全体主義というのは自衛手段がほとんど無いのが厄介です。何とかして全体主義ウイルスのパンデミックを防がないと大変なことになりそうです。

参考ツイート:

2020年3月25日

「国家の体を成す」とはどんな状態か

ツイッターより。

ヤフーニュースの中身は読んでいませんが、タイトル見ただけで察しました。

この方は「もはや国家の体を成していない」と表現していますけど、全く逆じゃないですかね。勘違いしてる人もいるみたいですが、国家って政府のことですよ。

国家 - Wikipedia
国家(こっか)とは、国境線で区切られた国の領土に成立する政治組織で、その地域に居住する人々に対して統治機構を備えるものである。

イタリア政府が非常時であることを口実に強力な経済統制をしているというニュースですから、体を成していないどころか、国家が存在感を出しまくってますよね。イタリア政府は完璧に国家の体を成していますよ。そうやって国家が経済の邪魔をするからこそ市民生活が危機に瀕しているわけですが。

戦争で負けたときの日本「ですら」こうなってない、という表現も奇妙です。終戦で大日本帝国政府が倒れて国家権力による経済統制が消滅したからこそ、自由な経済活動が復活し、焼け野原からの復興を遂げたのです。当時の日本経済は今のイタリアよりもずっと自由だったんじゃないでしょうか。

このような因果関係を正しく理解せず、政府に対して「国家の体を成す」ことを求めるような人ばかりだと、日本がイタリアみたいになる日も遠くないような気がします。

参考ツイート:

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2020年3月20日

暴落体験で強化される免疫力

ツイッターより。

一財産を築いた後も無リスク資産は必要最小限しか持たない私からの感想を。

久しぶりに株価を見てみると、たとえばVTはピークから31%ほど下がっているようですが、この程度の下落ならまだ何も感じないですね。2007年~2008年に体験したサブプライム/リーマン・ショックの下落率50%に比べたらマシです。



昔話になりますが、2008年末の資産残高集計でマイナス41%という数字を目にしたときは、そりゃもう最悪の気持ちでしたよ。リタイアの翌年というタイミングも最悪でした。でも、そんな気持ちにめげずにリスク資産を持ち続けた結果、数年かけて資産残高がめきめき回復するという経験ができたことは、金融資産よりも貴重な一生モノの財産になったと思っています。

暴落に対する強力な免疫力を身につけたことにより、ちょっとやそっとの下落で感情が動くことは無くなりました。昔から弱くはなかったメンタルがさらに強くなった気がします。おや、なんかツイッターが騒がしいから久々に大きいの来たのかな、みたいな鈍感さで物事を見ています。今回どれだけ下がるかはわかりませんが、またもV字回復を遂げるような体験を積むことになれば、メンタルはさらに強化されることでしょう。

参考ツイート:

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2020年3月15日

顧客保護不要な人の選択肢もある方がいい

ツイッターより。

分かります。

分散型金融(DeFi)の特徴を的確に捉えている人はまだ少ないようで、どうせフィンテック的な何かなんでしょ、みたいな既存金融の延長線上のイメージを持っている人が大半ではないでしょうか。違うんですよこれが。DeFiは、旧態依然とした金融業界に風穴を開ける大きなパラダイムシフトなんです。

DeFiユーザーの立場は、既存金融機関における顧客の立場とはまるで違います。

公式サポート窓口なんて無いのが普通ですし、それ以前に運営主体としての法人などが存在しなくても全くおかしくありません。

自分のお金は自分しか触ることができないウォレットから出し入れしますから、秘密鍵の紛失、パスワード忘れ、リカバリーフレーズをメモっていない等の不注意でアクセス不能に陥ると、その時点でウォレット内の資産は消滅したのと同じです。いわゆるセルフGOX。

運用先で何か事故が起こっても、当然誰かが補償してくれるわけではありません(スマートコントラクト対象の保険に入っていれば別ですが)。その前提として、運用先のスマートコントラクトは完全にオープンで、誰でもコードを精査することが可能です。

単純明快に、すべてが自己責任の世界です。だからこそ、中抜きが桁違いに少ない超ローコストな運用が可能になるというわけです。

逆に言うと、既存の金融機関には、すべてを自己責任では済ませない顧客保護の仕組みが存在します。顧客にとってはその方がありがたいと思うかもしれませんが、責任を分担する側の金融機関にとっては、なかなか大変なことですよ。当然それなりのコストもかかりますし、そのコストは最終的に顧客が負担しています。銀行ならローン金利を上乗せしたり、預金金利を割り引いたりしてコストを顧客に転嫁しているはずです。

なんだか、飛行機はLCCとFSCのどちらが好きかという話に似てきましたね。乗り遅れた客への対応が違うというアレです。

たとえばパスワード忘れの問い合わせとか、他の顧客の不注意が原因でリソースが消費されているのに、コストのかからない優良顧客である自分がなぜ分担しなきゃいけないのかと思ってしまいます。

DeFiの登場によって、ようやく金融の分野にもLCCのような選択肢が生まれたと言えそうです。

参考ツイート:

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2020年3月10日

キャッシュを買いだめするという発想

ツイッターより。

ふむ、なかなか面白い発想ですね。

現在目の前で起こっている株価の暴落も、言い換えれば現金の高騰であり、株券を握りしめて現金を買い求める人たちが市場に殺到している現象だと捉えることもできます。

ですが、マスク等の消費財にせよ現金にせよ、当面必要な分だけ手元にあれば十分なのであって、あえて「買いだめ」に走る必要は無いと思います。特に現金の供給が不足して入手困難になる事態などほぼあり得ないでしょう。今では輪転機を回す必要すらなく、日銀のさじ加減一つで貨幣の供給を増やすことができますから。

中央集権的に無限に供給量を増やすことができる現金という資産を、必要以上に抱え込みたがる人の気持ちは全く理解できません。トイレットペーパーの買いだめと同様、恐怖に駆り立てられただけの、まるで合理性のない経済行為だと思います。

特に金融危機のたびに起こるJPYの高騰ぶりは目を疑いたくなります。世界中に株を売りたい人がたくさんいるのはわかりますが、なぜ最終的にJPYのような極東のローカル通貨に需要が集中するのか、意味がわかりません。こんな高値で掴んで抱え込んで、この先どうするつもりなんでしょうか。もっと高くなりそうだから、そのときに別の資産に替えるとかですか。まるでババ抜きですね。

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2020年3月5日

新型コロナウイルスのリスク

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が止まりませんね。楽観的な私もそろそろ危機感を持ち始めています。

新型ウイルスの感染力が凄まじいことはもう否定できないとして、感染した場合の重篤化率、致死率などのデータはまだ少なすぎて全体像は掴めていません。(根拠のなさそうな)諸説が飛び交っている状況で、まだまだ未知の部分が多すぎます。

ひょっとしたら、人類が過去に克服してきた様々なウイルスについての知見がほとんど役に立たない可能性もあります。最悪の場合、人類に備わっている抵抗力や免疫力では太刀打ちできず、人類の大半が死に至るシナリオも。

このウイルスのせいで映画『12モンキーズ』で描かれていたような未来がやってくるとしたら、私にとっては青天の霹靂です。そのようなリスクについては全く何も考えていなかったので、かなり焦りそうです。こうなったらリスクを避けるために最善を尽くすのではなく、リスクを受け入れてひたすら今を楽しむ方向へ舵を切る方がいいのではないかと思います。

現に、うちの80代の老親は今を楽しむためにリスクを受け入れているように見えます。まったく普段と同じ生活を続けている様子が時々LINEで送られて来るのでわかるんです。もし私が80代を迎えることができるなら、こうありたいなと思いました。

参考記事: