2020年3月15日

顧客保護不要な人の選択肢もある方がいい

ツイッターより。

分かります。

分散型金融(DeFi)の特徴を的確に捉えている人はまだ少ないようで、どうせフィンテック的な何かなんでしょ、みたいな既存金融の延長線上のイメージを持っている人が大半ではないでしょうか。違うんですよこれが。DeFiは、旧態依然とした金融業界に風穴を開ける大きなパラダイムシフトなんです。

DeFiユーザーの立場は、既存金融機関における顧客の立場とはまるで違います。

公式サポート窓口なんて無いのが普通ですし、それ以前に運営主体としての法人などが存在しなくても全くおかしくありません。

自分のお金は自分しか触ることができないウォレットから出し入れしますから、秘密鍵の紛失、パスワード忘れ、リカバリーフレーズをメモっていない等の不注意でアクセス不能に陥ると、その時点でウォレット内の資産は消滅したのと同じです。いわゆるセルフGOX。

運用先で何か事故が起こっても、当然誰かが補償してくれるわけではありません(スマートコントラクト対象の保険に入っていれば別ですが)。その前提として、運用先のスマートコントラクトは完全にオープンで、誰でもコードを精査することが可能です。

単純明快に、すべてが自己責任の世界です。だからこそ、中抜きが桁違いに少ない超ローコストな運用が可能になるというわけです。

逆に言うと、既存の金融機関には、すべてを自己責任では済ませない顧客保護の仕組みが存在します。顧客にとってはその方がありがたいと思うかもしれませんが、責任を分担する側の金融機関にとっては、なかなか大変なことですよ。当然それなりのコストもかかりますし、そのコストは最終的に顧客が負担しています。銀行ならローン金利を上乗せしたり、預金金利を割り引いたりしてコストを顧客に転嫁しているはずです。

なんだか、飛行機はLCCとFSCのどちらが好きかという話に似てきましたね。乗り遅れた客への対応が違うというアレです。

たとえばパスワード忘れの問い合わせとか、他の顧客の不注意が原因でリソースが消費されているのに、コストのかからない優良顧客である自分がなぜ分担しなきゃいけないのかと思ってしまいます。

DeFiの登場によって、ようやく金融の分野にもLCCのような選択肢が生まれたと言えそうです。

参考ツイート:

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