2021年7月9日

暗号通貨決済ができる旅行予約サイト

ツイッターより。 

このツイート見てからずっと使ってみたいと思っていた予約サイトで、実際に暗号通貨払いによる宿泊予約を体験しました。

Huge savings on 2,200,000+ hotels worldwide ✓ Best price guarantee ✓ Pay with Credit card, Bitcoin ✓ 710,000+ reviews ✓ Safe & secure ✓ 24/7 support
www.travala.com

結論から言うと、非常に良いユーザー体験でした。

戸惑いそうな点としては、日本語対応ではないこと、価格表示通貨をJPYに切り替えることができないことでしょうか。英語表示、USD表示が基本になります。これって、もしかして金融庁から因縁つけられないための対策かも?

英語アレルギーの人、USD/JPYの為替手数料がかかるような支払い方法(たとえば日本のクレカ)を使いたい人が、わざわざこの予約サイトを選ぶメリットは無い気がします。

Travalaでは暗号通貨払いを含めて次の7種類の決済手段があります。





[Crypto] をクリックすると出るわ出るわ、50種類ぐらいの暗号通貨の中から選べます。

正直、知らない通貨の方が多いです。ここでステーブルコインのDAIを選択しました。ステーブルコインを選ぶと、USD払いと全く同じ金額になります。分かりやすいし、価格変動リスクが無いのは大きな利点です。

因みに、ここでBTCやETHを選ぶと、USDから換算された金額が次のように表示されます。

どうせこういうわかりにくいところで極悪レート適用して稼いでるんじゃないの?と疑う癖がありまして、念の為にCoinGeckoのリアルタイムレートで計算してみました。その結果がこちら。

全く手数料抜かれてません。疑ってすみませんでした。

あとは、指定されたETHアドレスへDAIを送金するだけです。私はトークンをステークしている某取引所から送ったので送金手数料は無料でしたが、自分のウォレットから送る場合はトランザクション手数料がそれなりにかかります。たとえば30gweiのときは4ドル程度のETHが必要です。

クレカ決済より明らかに劣っているのは速度ですかね。取引所からの送金だと着金まで早くても1分程度は待ちます。自分で送る場合にガス代をケチったりすると1時間かかってもおかしくありません。

あとは、先払いによるカウンターパーティーリスクがあります。相手が債務不履行になった場合、全額返金される保証はありません。将来的には、予約時ではなくチェックイン時に受取人のアドレスへ着金するようなスマコンを動かすことで、このリスクは解消できそうな気がします。

クレカ決済より優れているのは圧倒的にセキュリティでしょう。なにしろクレカのセキュリティがザルすぎます。普段何気なくやってますがクレカ情報を予約サイトに入力する行為は、秘密鍵ごとウォレットを他人に渡しているようなものです。暗号通貨払いなら、セキュリティは銀行振込と同等かそれ以上です。

Travala では宿泊だけでなく飛行機やアクティビティの予約も可能です。旅行の手配をするだけなら法定通貨に一切触れることなく、暗号通貨だけでも完結する時代になったわけです。ゆっくりとではありますが着実に進歩しています。

速度とコストの問題さえ解決すれば、その先には暗号通貨決済が爆発的に普及する未来が見えてきます。たくさんの暗号通貨を握りしめながら楽しみに待ちたいと思います。

参考ツイート:

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yumin4.blogspot.com

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