2025年8月13日

暗号通貨へのよくある誤解 その3

暗号通貨をチャージして消費するタイプのデビットカードは過渡期の決済手段であり、本来は不要なものです。

現状の法定通貨経済圏では買い主が暗号通貨を暗号通貨のまま渡したいと思っても、それを受け取ってくれる売り主は滅多にいません。法定通貨しか受け取らない売り主から買い物をする場合、暗号通貨を法定通貨へオフランプする何らかの手段が必要です。クリプトデビットカードはその手段の一つに過ぎません。持っていれば確かに便利ですが無くても何とかなります。別のオフランプ手段もどんどん生まれているので。

本来の暗号通貨決済とは、以前の記事に登場したお弁当屋さんのように、暗号通貨を暗号通貨のままPeer to Peerで送金するだけで完結するものです。デビットカードなんて要らないどころか、そんな決済コストが高いもの差し出されても売り主は迷惑するでしょう。関連記事:

暗号通貨でお弁当売ってます 11:30〜14:00ぐらいでやってます ◆住所 水曜日・東京都渋谷区神泉町9-8 木曜日・東京都渋谷区宇田川町41 ◆お値段 モナコインは3.9mona ビットゼニーは390zny ビットコインは3900satoshi(LNだよ) (円を基準にしてま...
yumin4.blogspot.com

自国の法定通貨への信用が崩壊したボリビアでは逆に、「法定通貨しか受け取らない売り主」の方が珍しいのではないかと思われます。ステーブルコインのデファクトスタンダードUSDTなら喜んで受け取ってくれるに違いありません。数年前はネックだった送金コストの問題もEthereumのL2によって解決済みです。しばらく触らないうちに$0.01が当たり前の世界になっていて驚きました。L1しかなかった時代は$10以上払っていた記憶が…。

日本もJPYの信用崩壊まで秒読み段階なので、他国の先人たちから学べることはたくさんありそうです。ボリビアへ行ってみたくなりました。

関連記事:

ツイッターより。 旅行者にとっては凄い体験をしてしまいました。 首都スコピエに暗号通貨換金所がオープンしており 「ホントかよ!?」と 半信半疑で利用してみました。 指定のアドレスに暗号通貨を送金すると本当に現金化できてしまいました😱 暗号通貨を売って旅行とか、もう訳わからない時...
yumin4.blogspot.com

参考記事: