2013年7月5日

Google ReaderからFeedlyへ

Google Readerのサービスが7月1日をもって廃止されました。

使い慣れたサービスだったのでギリギリまで使い続けてましたが、廃止直前にFeedlyへの移行を済ませました。2クリックであっけなく完了。
さようならGoogle Reader。今までありがとう!

Feedlyの使い勝手は今のところ悪くなさそうです。基本、Google Readerによく似た作りになっています。ただ、UIが英語なので最初は戸惑う人もいるかもしれません。

とりあえず気付いた相違点をメモ。
・既読の記事は非表示になるのがデフォルト。既読の記事も表示するには、設定メニューから「Unread Only」のチェックを外す。
・Google Readerのスターに相当するマークは、「Saved For Later」。過去に付けたスターも、すべて正しくインポートされているようです。

2013年7月1日

未来の働き方アンケート - Chikirinの日記

面白そうなアンケートだなと思って私も回答したのですが、こんな結果が出たようです。

リタイア組としてはやっぱりここに注目してしまいます。
未来の働き方アンケート (001) 結果サマリー 2/2 - Chikirinの日記
あと、補足で計算してみましたが、
・40代以上で、

・10年以上フルタイムで働いた経験があり、

・今はフルタイムでなく、もうフルタイムには戻らないという

・世帯主

つまり、すでに第二の人生を始めたと思われる人は、270人いました。これは同世代の人の 4.7%にあたります。

ちきりんブログの読者に限って言えば、21人にひとりは、すでにそういう生活に入っているんですね。感慨深いです。
その270人のうちのひとりとしては、このうち何人が40代なのかが気になります。

未来の働き方アンケート (001) 結果サマリー 1/2 - Chikirinの日記によると、40代の回答者数は
7011*23.8%=1669人らしいので、そのうちの4.7%なら78人?
あれ? じゃあ50代以上が192人? なわけないので計算が合わないですね。

全回答者7011人の31%にあたる2173人が40代以上なのだから、270人はそのうちの12.4%にあたるのではないかと。

2013年6月14日

『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』 四角大輔 (著)



20代の若者向けのタイトルですが、40代の私にも十分共感できる内容でした。

人生はルールのない旅。
安心感が欲しくて、あえて重い荷物を持つのか。
自由を感じたくて、荷物を減らしていくのか。
人によって楽しみ方はそれぞれだと思う。
僕は減らす方を選んだ。それも長い時間をかけて。
旅好きな人ならよくわかると思いますが、旅と人生は本当によく似ています。

旅に出るとき、旅の道中や旅先で困らないようにと色んな物を準備すればするほど、荷物がどんどん多く、重くなっていきます。単純な話、荷物が重いと移動が大変です。

旅も人生も、不便や不安が多少増えたとしても、できるだけ身軽な方がいいと私も思います。

ぼくが今自分にとって
心から満足のいくライフスタイルを送ることができているのは、
とにかくモノをストイックに捨て、
身の回りを徹底的にミニマムにしたこと。
若い人でまだ持っている物が少ない人は、まずは余計な物を買わないことが一番大事だと思いますが、歳と共に物を増やしてきた人は、余計な物を捨てることも重要ですね。
それを墓場まで持っていきたいかどうかを自問自答しながら。
この基準で考えると、ほとんどの物が要らないことになりそうですが…。
あまりストイックになりすぎず、もう少し緩めの基準でもいいかなと。

”ストック”という概念を捨てる。
使いたいその瞬間に、手元に無い。
そう言うと不便な暮らし方に思えるかもしれない。
たしかに買い置きをやめれば、使いたいときにその都度手に入れないといけないし、安いときにまとめ買いしておかないと高くつくという考え方もあるだろう。
ええ、必要に迫られてから慌てて買いに走るというのは、消費者としてかなり間抜けな行動に見えます。やはり生活必需品などは、最低限のストックが必要だと思いますね。


”生活レベルの向上”という発想を捨てる。
社会人になって、好きに使えるお金が増えると、多くの人が生活レベルを上げてしまう。
(中略)
お金から自由になるために、”ミニマム・ライフコスト”という発想を持とう。
一年間生活する上で、最低限必要なランニングコストはいくらか。
(中略)
勝負の時は、いつ目の前にやってくるかわからない。
そのときのために、どれだけ”ミニマム・ライフコスト”を下げられるかが重要だ。
「どうなっても、生きていける」ことを確信した瞬間、人はお金から自由になれる。
概ね同意します。
かけたコストに比例して生活レベルが自動的に上がり、誰でも幸福になれた時代はもう終わったのではないでしょうか。
だとすれば、先日の金子さんの本にも出てきたように「ランニングコスト」を低く保つほうが幸福への近道かもしれません。「勝負の時」に備えるとか備えないとかは関係なく。

一つ付け加えるならば、生活レベル≠生活コストなので、生活コストを低く抑えたまま、生活レベルを上げることも可能で、そのために知恵を絞るのも面白いと思います。

朝の生産性が高いのは、人類が狩猟生活をしていた頃からの変わらぬ事実だ。
異議あり。
会社員時代から朝は苦手で、午後にならないと生産性が上がらないタイプの人も大勢いました。

正午になったからランチ、夜7時になったから晩飯、ではなく本来は「減ったから食べる」が正しい。
同感です。
現代人は食べ過ぎによって健康を害しているという見方には首肯せざるを得ません。

荷物は軽い方がいい。これは絶対だ。
「持っている安心」よりも、「ほとんど手ぶら」で味わう自由さを。
ここは人生ではなく、旅や山歩きの場合の話ですけど、同意します。荷物の重さ次第で疲れ方が全然違います。

会社をやめたいと思ったら、まず余計な付き合いや買い物をすべてやめよう。
生活レベルを下げて、どこまでミニマムライフコストを下げられるかを実験しよう。
15年間仕事をがんばって、それなりに給料も上がった。
けれど、生活水準はまったく変えなかった。
まわりにはピカピカの高級車にのっていた人もいたけど、ぼくは一台のボロボロのワンボックスカーに雨漏りするまで13年間乗り続けた。
(中略)
なぜか。
「ニュージーランドの湖畔で暮らしたいから」
著者は仕事をリタイアすることが目標ではなく、現在も自由なスタイルの仕事をバリバリやっている方のようですけど、目標達成までの道筋は早期リタイア志向の場合ととても良く似ていて、参考になるところが多いと感じました。

2013年6月7日

『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』 金子 哲雄 (著)



昨年10月に肺カルチノイドで亡くなった金子哲雄さんが、人生最後の1か月に書き上げた本です。
いや、書いたのは彼だけではありません。奥さんの金子稚子(わかこ)さんがページ数多めの「あとがき」を書いているので、お二人の共著だと思います。

この「あとがき」が私の泣きのツボに入り、涙が止まらなくなりました。二人が別れの時を悟り、最後に交わした言葉が余りにも切なくて…。歳をとると涙もろくなるものですね。

大学時代の就職活動の話。
私は同じエリアにある会社の面接日を、できるだけ同じ日に集中させたのだ。
(中略)
当時はバブル崩壊後だったが、それでも会社の面接に赴くと、1000円程度の交通費が支給された。多いところだと2000円!
同じエリアでまとめて面接を受けているので、交通費が浮く。1日平均5000円の収入になった。
私は彼より数年早く就職したバブル世代の端くれですが、売り手市場なのをいいことに同じような手口(笑)を使って荒稼ぎしたことを思い出します。東京~大阪間の新幹線代とかも普通に出た時代です。接待ランチも当たり前でした。
インターネットも携帯電話もない時代でしたが、バブル世代に生まれたというだけで就職がベリーイージーモードだったのは本当にラッキーでした。

奥さんと出会ったときの話。
「一緒に生活したら、ランニングコストが低そうだな」
と思っていた。月20万かからないだろう、という具体的な数字も頭に浮かんだ。
さすが金子さん、目の付け所が違いますね。
「ランニングコスト」というのは馬鹿にならない問題で、私の知り合いでランニングコストが高い女性と結婚した人は、みんな不幸になっている。
どんな奥さんと結婚するかで人生は変わる。それは真理だと思う。
いろいろ悪い見本も見てきた上で辿り着いた一つの結論なんでしょうね。

でも、私には仕事がすべてなのだ。生きがいなのだ。仕事をすべて降板し、治療に専念したら、自分が自分でなくなってしまう気がした。
結果的に、41歳でのリタイアかもしれないけど、倒れるまで仕事をした。いや、倒れてからも仕事をしている。
余命宣告されても仕事を辞めないなんて、自分なら絶対に選ばない対極的な生き方ですけど、ここまで仕事がすべてと割り切っている人を見ると逆に清々しく感じます。

経験して初めてわかることがある。
もし皆さんの周りにがん患者がいたら、
「好きにしたらいいよ」
と温かく声をかけてほしい。
「がんばれ」
という言葉もつらい。
たいへん参考になります。よく覚えておきたいと思います。

賢い選択、賢い消費をすることが、人生を豊かにする。
名言だと思います。

あと1年半の命のところ、苦しい治療を受ければ3か月延びるということなら、1年半のままで終わっていい。
最後までこうしてやりたいことをやり、妻とふたり、長いことおしゃべりして死んでいけるのがいい。
寿命が3か月延びる治療で苦しませるのは、本人のためになるのだろうか。家族が精一杯のことをやったと思えるだけのために、0.01%もない奇跡のために、国の医療費を無駄遣いするのは、自分の本意じゃない。
同意します。
重要なのは、生きた時間の長さじゃないです。クオリティー・オブ・ライフです。

正直、自殺したい。
でも、もう、それもできない。
体がまったく動かない。
正直に言うと、今すぐ死にたい。この苦しみから解放されたい。誰かが死なせてくれるなら、喜んで死ぬという気持ちにもなる。
こんな気持ちになってしまうほど、病気の苦しみは過酷だったのですね…。
分かる気がします。

自分は最後まで、自分に正直に生きてきた。濃い人生だった。そのことを、誇りに思う。
私も最期にこう思えるような人生にしたいです。仕事観こそ対極的ですが、人生観は似ていると感じました。

参考記事:
【読書感想】僕の死に方 エンディングダイアリー500日 - 琥珀色の戯言
マエダが語る! 「自分史」 いのちと向き合った自分史―『僕の死に方』
吉村ゴンゾウあわー 僕の死に方 金子哲雄

2013年6月4日

「45歳アーリーリタイアメント 勝ち組?負け組?」

以前からウォッチしていたブログ「45歳アーリーリタイアメント 勝ち組?負け組?」のtoshixrさんが、計画通り45歳で早期リタイアを達成されたようです。
アーリーリタイヤメント突入!!: 45歳アーリーリタイアメント 勝ち組?負け組?
書類上の退職日は少々先になりますが、先週、最終出社日を迎え、実質的にリタイヤ生活に突入しました。
アーリーリタイヤメントを実現するため、ブログを立ち上げ今回が100回目の投稿で目標達成となりました。。
おめでとうございます!

今まで早期リタイア後に開設されたブログ、将来の早期リタイアを目指すブログは数多く見て来ましたが、こうしてリタイアする瞬間に立ち会えた(?)のは希少な事例ですね。年代も私と同じなので親近感が湧きます。

気になる資金計画は、非常に具体性があって参考になります。
リタイア後をシミュレートする(いくらで生活するか?): 45歳アーリーリタイアメント 勝ち組?負け組?
150,000円/月、年間1,800,000円
これを生活費の目安としたいと思います。

リタイア後をシミュレートする(いくらあれば足りるか?): 45歳アーリーリタイアメント 勝ち組?負け組?
私は総資産5000万円でリタイアに入るつもりです。

当ブログの独自基準に当てはめてみると、
年齢+ACR=45+5000/180=72.8 <平均寿命
となり、少し足りないような気もしますが、配当収入、家賃収入、年金収入などを当てにする計画のようなので、この基準をそのまま適用するのは無理がありそうです。

コストのほうで気になったのは
これに税金、保険、年金をプラスすれば必要額となります。リタイア後は収入はほとんど無し、年金免除も予定しておりますので、30,000円/月で足りると考えます。
税金って自動車税ぐらいですよね。それと保険だけで月3万も必要かな?と思いました。

来年途中までは住民税や健康保険の支払いが嵩みますけど、そこを乗り越えたら激安になるはずです。
関連記事: 国民健康保険料が安い