2010年6月30日

Firstrade VISA Platinum Debit Card の為替手数料

2年前の実験では、
Firstrade VISA Platinum Debit Card による現金引き出し
為替手数料は約0.4%と推定できます。
と書きましたが、今回は少し違いました。

翌日口座から引き落とされたドル/当日引き出した円=0.01119

一方、引き出した時刻の為替レートは、
http://fxchart.fxrec.com/jpyusd.html
のチャートを右クリックして引き出した日時(GMT表示)にカーソルを合わせると、
USD/JPY=0.011180
であることがわかりました。

したがって、今回の引き出しで支払った為替手数料は、
0.01119/0.01118-1=0.09%
と出ました。

ちょっと安すぎる気がして、引き出した時刻の為替レートの代わりに引き落とされた日時の為替レートも調べてみたところ、少し円高方向に動いており、そのレートで計算すると手数料がマイナスになってしまうので辻褄が合いません。やはり引き出した時の為替レートが適用されると見るのが正しいようです。

2010年6月29日

人生の前半では時間を売り、後半では時間を買う

前回の記事とよく似たことが書かれている記事がありました。

誠 Biz.ID:結果を出して定時に帰る時短仕事術:人生の前半では時間を売り、後半では時間を買う
年を重ねてアルバイトをやったり、就職して会社に入ると、少しずつ自分が管理できるお金が増えていきます。結婚や家を買う、子供が生まれるなど人生のイベントに応じてお金は増えたり、減ったりしますが、基本的に定年などでリタイヤするまでは、金融資産は増えていく傾向でしょう。

一方、持ち時間は生まれた時に最大値で、死ぬ時にはゼロになるため、右肩下がりで減少していきます。お金と違って運用によって増やすこともできませんし、努力によって、その減少を食い止めることもできません。代替のない貴重な天然資源のような存在なのです。

お金と時間のグラフ.JPG

前回私が書いたようなことは、まだ若い人にはなかなかピンと来ないところがあるかもしれませんけど、こうやって図で見ると少しは実感を伴ってくるのではないでしょうか?

私がこの図を見て感じたことは、
・60歳リタイアだと、リタイア後に残された時間は78歳までの18年間しかないこと。
・78歳の時点で残っているお金が多すぎる。120歳まで生きるつもりなのか?
の2点です。

人生の前半は時間は潤沢だが、お金がない状態。したがって、自分の時間を時間がない他人に売って、他人のお金を得るという状態です。

しかし、お金に多少余裕が出てくる頃には、時間を使いすぎて、残り時間が減ってきます。ここでは、お金を払ってでも、なるべく自分の時間消費を抑えなければなりません。人生の後半では、時間が最重要資源になりますので、時間を有効活用するためには、お金や努力を惜しんではいけないのです。
この「お金で時間を買う」というのは、仕事術という範疇においてはアウトソーシングしたり他人の労働力を使って自分の負荷を減らすことですが、もう少し範囲を広げて「労働収入というお金を放棄する(または減らす)ことと引き換えに自由時間を手に入れる」ことも含んでいると考えられます。

誠 Biz.ID:結果を出して定時に帰る時短仕事術:残された時間を価値あるものに:
減る一方の残り時間を意識する時に、一番考えなければならないのは、時間の長さではなく、自分にとっての価値です。自分にとって価値のあることに時間を投資しなければまったく意味はありません。
確かに。
でも自分にとって価値のあることとは何かを考えるためには、自由時間の長さもある程度重要だと私は思います。
闇雲に仕事をやって、忙しさでまやかしの充実感を味わっている場合ではないのです。
本当に仕事そのものが好きで、お金を抜きにしても自分にとって価値があると思える人なら、仕事の忙しさは本物の充実感になり得るでしょう。他人から見て何が楽しいのだろうと思える人生でも、その人なりの幸福を追求した結果であれば何も言うことはありません。


記事の抜粋元の本。

2010年6月25日

早期リタイアを目指すサイト

そのものズバリの看板を掲げるブログを見つけました。

最初の記事には次のように書かれています。
早期リタイアを目指すサイト» Blog Archive » 時間は有限
そして、ここで一番言いたいことは何かというと、「お金は時間の関数である」ということです。成人男子が一人で生きていくのに少なくとも20万円程度、月にかかるとしましょう(個人差はあります)。その、1ヶ月という時間を自由にする、つまり「買う」ための金額が20万円というわけです。逆に言えば、その時間を得るために私たちは自分の時間を売り飛ばしています。それもかなり安価で。

繰り返しますが、必要以上のお金が要る、ということではないと思います。「労働(自分のものではない時間)から自分を解放する対価」としての金が必要なのです。

このサイトは、そういう意味で「お金」にこだわって作られていきますが、本当にほしいのは「時間」です。
お金と時間、そして労働に対する考え方が私と似ていて共感しました。

お金はあればあるほど良い。これは確かなことだと思います。
しかし、お金を手に入れるためには何らかの代償が必要です。労働という手段を用いてお金を手に入れる場合は、その代償は人生の自由時間を減らすことですが、このトレードオフを意識している労働者は少ないような気がします。

確かに若いうちはお金が乏しく人生の残り時間が豊富な状態なので、時間を売ってお金を買うのは十分に合理的な行動でしょう。私も20代の頃は何も考えずに労働に時間を費やしていましたが、結果オーライでした。ところが人生も後半に入ると、若い頃よりもお金が豊富で時間が乏しい状態に変化しているので、相対的に希少になった時間を売ってまでお金を買う必要があるのかどうか、よく考えなければなりません。労働を続けるにしても、まだ目標までいくら足りないという計算に基づいているならいいのですが、何も考えずに惰性で続けているとしたら、必要もないお金のために希少な時間を失っている可能性があります。時間の売り過ぎは、後になってから気付いても買い戻すことができないという点で、お金が足りなくなるよりも恐ろしいことだと思います。

2010年6月17日

FirstradeのVISA Platinum Debit Card 更新

Firstradeから新しいデビットカードがFedEXで届きました。
カードのデザインはまったく同じ、カード番号も同じで、GOOD THROUGH(有効期限)が2年後に変わっただけです。

早速SkypeOutを使ってアクティベートしました。Toll Free番号なのでSkypeクレジット残高は減りません。

2年前のやり方
FirstradeのVISA Platinum Debit Card
と違うのは、SSNの代わりに口座番号の入力を求められることです。
私の聞き違いでなければ ”10-digit” の口座番号を求められるのですが、私の口座番号は8桁しかないので、8桁+#を入れたらOKでした。

PINの設定はいじらなかったので変わってないはずです。
近々ゆうちょ銀行のATMで引き出しの確認をしてみます。

2010年6月3日

ブログ開設2周年

1周年の時とは違って、今回は「まだ2年しか経ってないのか」という感想です。
ブログのネタも尽きてきてますます暇な時間が増え、時間の経過を遅く感じるようになったせいだとすれば、それはそれで良い傾向だと思いますが。

そしていつの間にか20万PVを超えたようです。
つい7ヶ月ほど前に10万PVを通過したので、えらく早いなという印象です。
面白いのは、更新頻度とPVの間にそれほど相関がないことです。先月のようにほとんど更新がなかった月でも、通常の7割程度のPVがありました。ということは、最新記事をウォッチしている常連さんよりも、検索エンジンでヒットした過去の記事だけを読んで(あるいは読まずに)去っていく一見さんの方がはるかに多いのかなと。

とにかくたくさんの訪問ありがとうございます。これからも末永くよろしくお願いします。


恒例の記事別PV数トップ10の発表です。
1位 早期リタイアの判断基準 3,502
2位 早期リタイアした理由 3,109
3位 無職生活開始~ by ぬこ 2,896
4位 リタイアに「不労所得」は必要か? 1,959
5位 年間生活費100万円! 36歳からのドケチリタイア日記 1,778
6位 早期リタイアまでの道のり 1,508
7位 Google Chrome の欠点 1,190
8位 『「無税」入門―私の「無税人生」を完全公開しよう』 1,156
9位 iPhone 3G の最低月額料金 1,036
10位 「サラリーマン債券」は債券ではない 992

2010年6月2日

自由時間の使い方

もう先々月になりますが、読者のたんぐろーさんからメールで次のような質問をいただきました。
自分は現実にリタイヤできる立場になり、最近よく考えることがあります。それは労働しないことによって浮いた時間で何をやろうかということです。
自分の好きな趣味や読書に没頭するのも有意義だとは思いますが何か孤独で寂しい感じもします。
やはり、以前に遊民さんが紹介した岬龍一郎氏の「欲しがらない生き方」の本で紹介されていた「①自分の好きな事で、②仲間と繋がり、 ③そこで評価されるような活動」をやるのが良いのではと私も思うのですが、「高等遊民のように知的で自由な生き方を志して」いる遊民さんは日頃どう考え、具体的にどういうことをされているのでしょうか?その一端でも日記でご披露いただけると嬉しく思います。
質問されて改めて気付いたことは、私は「自由時間に~をしたい」という意識を、今のところほとんど持っていないということです。そもそもの早期リタイアの動機からして、積極的に何かしたいことがあるからではなく、私にとっては単なる金銭獲得の手段に過ぎない労働から解放されたいからでした。この考え方はリタイア以前の段階から現在に至るまで一貫しています。(ただし、高々10年程度変わっていないだけなので、この考えが一生続くかどうかはわかりません。前回の記事にも書いた通り、過去の自分の言動に自分を縛り付けないのもまた、自由の条件です。)

なので、自由時間が何かの目的達成の手段だと考えている人にとっては、私のような生き方は手段が目的化しているように映るに違いありません。そこはもう価値観、人生観の違いとしか言いようがないんですが、高等遊民の定義に照らしてみると、
高等遊民 - Wikipedia
高等遊民はなんら生産的な活動をせず、ただ日々を雅やかに過ごしたり、学問の延長として己の興味のある分野(趣味の活動を含む)を追い求めていたりした。
雅やかかどうかはともかく、なんら生産的な活動をしないことにおいては自信があります(笑)。私の場合、当ブログの記事やブックマークが「己の興味のある分野」ということになりますか。本物の高等遊民たちの生き方と、さほどギャップが有るような気がしないのですが、いかがでしょうか。


で、私が実際に自由時間に何をしているかについてですが、正直言いますとプライベートの垂れ流しになりそうなので書きたくないです。
ヒントとしては、最近セミリタイアされたPALCOMさんの
PALCOMの海外投資塾 早期セミリタイア後の友
月曜日-親の様子を見に行く(図書館は休館)。往復65kmの移動は、基本的に自転車(当然、無料です)とする。
火曜日-図書館で勉強する。
水曜日-日帰り旅行に出かける。
木曜日-図書館で勉強する。
金曜日-金曜日は映画が安いので、洋画を見て(字幕は見ない。)、リスニング力をアップさせる。
土日-嫁と過ごす(以前と変わりなし。)
を半分ぐらいに間引いた感じをイメージしてもらえば、それほど外れていないはずです。PALCOMさんは
結構、やることが多く、忙しいです。
という感想を持たれていますが、私は基本的に暇なことが大きな違いでしょうか。