ツイッターより。
軽くツイッター検索した範囲ではこのツイートに賛同する意見しか無く、むしろ気持ち悪く感じたので、別の感想をメモしておきます。友達が送ってきてくれた。日本航空カウンター in ホーチミンの空港
— Junna Hirono @ マレーシア (@msialifejp) July 24, 2018
これを見て「すごい!」と思う人もいるだろうけど、私は「海外でここまでするのやめてくれ!」と思う。。日本人はこれをやらされる側の人間なんだ。他国の人はこんな奴隷じみたことしなくていい。それよりもっと人間的な対応を。 pic.twitter.com/f0cyaqab2i
いつも思うんですが、「自分がそれをやる(見る)のは(人間的でないと思うので)嫌だ」というだけの、極めて個人的な問題にすぎないのに、なぜか「日本人は~」「他国の人は~」みたいに主語がどんどん大きくなって、まるで社会全体で足並み揃えて是正すべき問題みたいな言い方する人がいるんですよね…。
そもそもこんなの極めて個人的な感情であって国籍とか全く関係ないし、嫌なら自分はやらない(日本航空で働かない)、見ない(日本航空を利用しない)で済む話じゃないのかなと。
消費者として、労働者として、「嫌なら取引しない」という投票行為を繰り返していくうちに、不人気企業は自然淘汰されていくはずです。これが市場原理。たとえば日本で従業員に不人気な企業がいつまでも淘汰されないのは、政府の規制で労働市場が歪んでいるからです。これは労働市場の問題を社会全体で是正しようとして規制に規制を重ねた結果なのですから、皮肉なものです。
日本よりも遥かに雇用の流動性が高いと思われるベトナムの従業員なら、「こんなことでいちいち顧客に頭下げるなんて嫌だ」と思う人はとっくに辞めてると思いますよ。この写真に写っている本人たちは顧客サービスのために喜んで頭を下げているかもしれないのに、周りが勝手に「奴隷じみた」ことをしているとか推定するのはおかしくないですか?
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