2017年の仮想通貨高騰では、どんな仮想通貨に投資していた人も大きく利益を享受しました。一方で、ゴールドラッシュの際に最も儲かったのがスコップを売っていた人であるように、仮想通貨業界で最も利益を出したのは取引所です。…
2017年7月に創業し、ちょうど1年になりますが、四半期の営業利益が既に200億円に達しています。Binanceが創業からたった1年でそこまで成長しているとは知りませんでした。
Binanceの面白いところは、規制産業といわれる金融業でありながら、世界のどの当局とも調整しようとせず、いわば無認可で営業を続けているというところ。そもそも営業するのにいちいち政府の認可が必要なことが異常なので、これこそが企業本来の姿なんですけどね。
わずか半年前には日本に拠点を置こうとして、そのために金融庁と交渉していた時期もあったみたいです。さすがに無謀な挑戦だったようで交渉は決裂し、規制の緩いマルタへと去ってゆきました。なので一応マルタ政府とは調整済みのはずです。賢明な判断だったと思います。
参考ツイート:
金融庁が余計なことをするもんで、Binanceがマルタに飛んでいきました。https://t.co/YuWzBMV4V9
— ココ (@Zeni_Navi) March 25, 2018
Binanceは金融庁に擦り寄ってたと思うんだけど認可出す気ゼロだっただけじゃないのかな
— $lqfc (@liquidfunc) March 22, 2018
数少ない優良取引所を締め出して糞スプレッドの国内販売所を優遇することになんの意味があるのやら
はいはいガラパゴスガラパゴスhttps://t.co/At6KU7xv4o
Binanceの事例に限らず、金融庁がこれまでに働いてきた数々の悪事を見るたびに思うのは、海外で成功した企業はどんなに日本市場が魅力的に見えても、決してそちらから日本に近付いてはいけないよという事です。
逆にこちらからそちらへアクセスするので、海外拠点のまま営業を続けるだけで十分なんです。日本語サイトとかも金融庁にイチャモン付けられるぐらいなら不要。いまどき翻訳サイト使いながらでも英語読めない人を救うために余計なリスクは取らなくていいです。
高収益の最大のポイントは、規制対応にコストをかけず、その分をユーザビリティやセキュリティに投資しているためだと思われますが、これは新たな企業のあり方の実験だともいえます。実に素晴らしい姿勢ですね。
まず第一に顧客の方を見てニーズを満たそうとすることが、優良企業の絶対条件だと思います。次に投資家に報いることも重要ですが、投資家つまりBinance Coin($BNB)のホルダーの多くは取引所の利用者でもあるはずなので、自然に両者の利害が一致する仕組みも優れていますね。
Binanceのような優良企業が顧客の支持を集めて成長し、将来的に分散型取引所(DEX)へと移行していくのが理想的な流れだと思います。
関連記事:
こんなニュースが話題になっています。 金融庁、海外の仮想通貨取引所「Binance」に対し警告 金融庁は3月23日、香港の仮想通貨取引所「Binance」(バイナンス)に対し、日本居住者を相手方として無登録状態で仮想通貨交換業を行っているとして警告を発表した。 www.itme...
0 件のコメント:
コメントを投稿