Youtubeより。
この動画見て初めて知ったのですが、竹田恒泰氏が何やら面白いこと始めてますね。とりあえず前半だけ見て、国際版xcoin walletもインストールしてみました。
xcoinって要するに、各国の法定通貨別にステーブルコインを発行したら今よりずっと便利になるんじゃない?的な発想だと理解しました。
FacebookのLibraは複数法定通貨のバスケットにペッグする1種類のコインという構想でしたので、各国の法定通貨との交換レートは日々少しずつ変動することになります。それに対してxcoinは各国通貨別に156種類のステーブルコインを発行するので、たとえばXJPYとJPYの交換レートは1:1に固定されます。
既存のUSD版ステーブルコイン(USDT,USDC,DAIなど)とよく似ていますが、決定的に異なるのはxcoinがプライベートブロックチェーンを使う点です。つまりxcoin社の判断次第で送受金を拒否されたりウォレットが凍結されるリスクがあります。竹田氏は詐欺や不正利用などの被害があっても救済できる可能性があると、メリットのように語ってましたが、私は逆に大きなデメリットだと感じました。
あと、預かった法定通貨の半額を政府に供託するから安心みたいなことも言ってましたが、それも逆かと。
なので、あまり多くのお金をxcoin walletに置きたいとは思いませんが、旅先で小金を両替する手段の一つとして使えるようになれば面白そう、的なポジションになりますかね。
肝心の両替コストの方は最大で2%、ほとんどの通貨で1%以下と自信満々に言ってましたけど、この程度ではまだ安いとは言えないのでもう少し頑張ってほしいところです。今でもクレカのキャッシング使えば0.5%未満に抑えるのは簡単ですから。
竹田氏、記者会見の直後には金融庁に呼び出されたらしいですね。
あらら、さっそく潰されましたか…。日本版を待っていたら永遠に来ないパターンかも。
日本の厳しすぎる規制への対応で消耗するより、規制の緩い香港で伸び伸びやってくれた方が良い結果が出ると思いますよ。
参考記事:
xcoin.co.jp
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