2019年1月20日

P-one VISAカードの海外ショッピング手数料値上げ

Traicyの記事より。
ポケットカードは、VISAカードの会員を対象に、海外ショッピングをご利用の際にかかる事務処理費用を改定する。
www.traicy.com
7月1日以降に処理された売上より、外貨でのショッピング利用の事務処理手数料を1.509%(税込1.63%)から2.00%(税込2.16%)に値上げする。
(中略)
MasterCardの事務処理手数料は1.9%、JCBの事務処理手数料は1.6%に据え置く。
P-oneカードは海外ショッピングでも1%割引の対象なので、実質では約0.63%から約1.16%への大幅値上げです。これは痛い。

この事務処理手数料の存在やスキミングなどのリスクも勘案して、基本的には海外では現金主義者に豹変する私ですが(関連記事:海外でクレジットカードを使うときの注意点)、航空券の購入や宿の予約でどうしてもカード払いせざるを得ないケースもありますので、よりローコストな決済方法は無いものだろうかと模索を続けています。

この値上げにより、もともとSony Bank Walletの圧勝だったUSDやEUR以外の通貨で海外ショッピングをする場合でも、SBWの対象通貨ならP-one VISAカードで払うとかなり損することになりそうです。たとえば、ソニー銀行の為替レートがあまり良くないHKDの場合でも、SBWで払えば0.64%程度のスプレッドで済みます。(南アフリカランドZARだけは異様にレートが悪いため例外か)

かといって、SBWは対象通貨がたったの10種類しかないので、このカード1枚では全く力不足であり、引き続きクレジットカードを併用する必要があります。

しかし、コンピューターや通信のコストが飛躍的に下がっているこの時代に、なぜかクレジットカードの事務処理手数料が上がっていくのは違和感ありまくりです。この業界も規制に保護されて、まともな競争をしていないとしか思えないんですよね。

QRコード決済が爆発的に普及した中国では、手数料の高いクレジットカードは敬遠されているらしいじゃないですか。そういう当たり前の変化が早く日本にも起こってほしいものです。

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