早期リタイアから3年以上経つ今まで、両親にはずっと会社に勤めてるテイを維持して来ました。両親が私の選択に口を出すとは思えないし、もし出されたところで聞く耳も持ってないんだけど、余計な心配をかける必要性が全くないとの方針に基づいてました。ところがこのたび父
早期リタイアから3年以上経つ今まで、両親にはずっと会社に勤めてるテイを維持して来ました。両親が私の選択に口を出すとは思えないし、もし出されたところで聞く耳も持ってないんだけど、余計な心配をかける必要性が全くないとの方針に基づいてました。嘘も最後まで突き通せるならまだいいのですが、こんな形で嘘がバレると非常に気まずいことになりそうだなと思いました。隠していたということは何か後ろめたい事情でもあったのかと、余計に詮索されたりしそうで怖いですね。
ところがこのたび父が白内障の手術を受けることになって、一般的に手術には同居人以外の有職の連帯保証人が必要らしく、私の会社名とその連絡先の記載が必要とのこと。
さすがに虚偽記載するのはイヤだったので、実は退職したから保証人になれない旨を伝えました。母の意外な驚きっぷりに実は3年前とは言いにくく、先月退職したことにしました。以上は電話で簡易にやり取りした内容で、早期リタイアの旨は次回会った時に話す予定です。
私の場合は最初から隠すつもりはなく、退職したことをメールで事後報告しました。さすがに「一生分の生活費を稼ぎ終わったので今後一切働くつもりはない」みたいな余計なことまでは言いませんでしたけど。
その時の母の反応はやはりこんな感じでしたね。
事情を知らない母が「貴方が辞めるなんてよっぽどの事情があったんだね」「大丈夫、きっとその選択で正しかったんだよ」などフォローしまくってくれたこと。逆に父は必ず口出しするタイプの人でしたが、高校時代以降は私のことを完全に「言ってもその通りには動かないし、時には天の邪鬼な行動に出ることもある息子」だと認識させてあるので、結局何も言って来ませんでした。
確かに、苦節10年かけて実現した早期リタイアなんだから十分「よっぽどの事情」なんだけど、リタイア後3年をかけて「その選択で正しかった」ことは既に証明済だし、母が想像してる苦渋の決断や今後の不安などとはハナから無縁なんですよね。これは本当にその通りで、自発的な早期リタイアは本人にとって人生最高レベルの幸福度上昇イベントであることは間違いないのですが、そんな経験をしたこともなければ見聞きしたことさえない親兄弟が、本人の気持ちを正しく想像できていることはまず無いと思われます。彼らはむしろ定年前の退職=悲劇と捉えている場合もあったりして、両者の間には大きなギャップが発生する傾向があります。
たとえ親族であっても人間は一人ひとり違うので、他者の気持ちが正しく想像できないのは仕方がないと割り切るしかありません。今はまだわからなくても私を見ていればそのうちわかるでしょう、というスタンスでどっしり構えていれば十分だと思います。
現に無職歴10年を超えても依然として仕事を探す気配すらなく、悠然と無職生活を続けている私を見て、さすがの両親ももう気付いているのではないかと思います。こういう生き方もあるのだということ、そこには経済的な裏付けがあるのだということに。
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