「私なりの考え」の詳細については、近々記事にする予定です。当ブログの最近の傾向を見ていれば大体の察しはつくと思いますけどね。
ということで、書きます。
以前の私の頭の中とは何が違うかを一言で言うと、「中央集権型の金融機関に資産を預けておくリスク」を認識した事です。
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結局のところ、既存の銀行や証券会社は全て政府の支配下にあり、政府の都合によりどんなに理不尽な規制が始まったとしても彼らがそれに従わないという選択肢はありません。政府の言いなりになるしか生きる術が無いのです。
以前は、日本の規制が特に厳しいだけであって海外口座ならそんなことは無かろうと思っていました。それが幻想だった事は上記のベトナムの事例を見てもわかります。私も複数の海外口座に資産を預けていますが、ほとんどの国で規制強化が進んでいる事を実感します。たとえば昨年だったか、過去の送金履歴について根掘り葉掘り質問されるという面倒かつ不愉快な経験をしました。
この調子だと、たとえば「資金源や送金先の潔白が証明できなければ口座凍結」みたいな規制がいつできてもおかしくありません。そのような理不尽を押し付けられても黙って従うしかない人たちに、大切な資産を預けているのです。これはなかなか恐ろしいことだと思います。
このようなリスクを避けるには、金融機関に預けてあった資産を自分の手元に取り戻す必要があります。一昔前だったら、ゴールドにでも替えて自宅の金庫に入れておくのが王道だったのかもしれません。暗号通貨が発明された今となっては、あのような重たい金属を盗難に怯えながら保管する必要は無くなりました。暗号通貨に替えて自分の non-custodial ウォレットに保管するのがベストだと思います。
この non-custodial というのがミソでして、「預託しない」という意味です。自分(秘密鍵を持っている人)しかウォレットを開けることができません。たとえば取引所に口座開設したときに割り当てられる自分のウォレットは custodial ウォレットなので、取引所の管理者に資産を預託していることになります。だから取引所のシステムがハッキングされたり、管理者が悪事を働くと簡単に盗まれるのです。もちろん、規制するのも簡単です。
理想を言えば暗号通貨よりも暗号株式インデックス(トークン化された株式インデックス)を持ちたいのですけど、現時点では(おそらくSECの規制により)まだそのようなトークンは流通していません。これがきちんと流通し始めた暁には、もはや証券口座さえ不要になるかもしれません。
通貨と株式の特性の違いについては、従来の理解通りで何も変わっていません。今回プラスサムの株式を減らしてゼロサムの通貨へ替えたことは、ポートフォリオの期待リターンを下げ、リスク(ボラティリティー)を上げました。リターン/リスク比は大幅に悪化したはずです。しかしこれは custodial リスクを下げるために必要なトレードオフだと割り切っています。
参考ツイート:
あなたが銀行に預けてるお金は、国や政府や税務署やIRSが、その気になれば自由に凍結して中身を抜くことができるんだ。普段そういうことが起こらないから、みんなが気がついていないだけ。ハイパーインフレになった国で、政府が財産税をかけて国民の資産を奪ったことも歴史上起きている。続くー>
— Peppermint🇺🇸 (@Peppermint_2525) November 21, 2020
成年後見制度が悪く使われた例です。被害者の弟さんも感じが良くないけれども、銀行も、家庭裁判所も、対応がまずいと思います。制度にも運用にも問題がある。https://t.co/vKOHTzwjpy
— Hajime Yamazaki /山崎元 (@yamagen_jp) December 27, 2020
政治がどうであれ、こんなんばっかできるんなら銀行は流石にオワコン。
— 極度妄想(しなさい)❄️ (@leo_hio) December 11, 2020
財産権が19世紀から何も進んでない。 https://t.co/rPuH8YU2gQ
日本の海外送金規制がまじやばい。銀行行ったらその出どころを証明しろや使途は何ですか等意味不明な質問連発。政府がお金を外に出させないために厳しくしてるんだけど。Wait、名前は書いてないけど僕のお金です。何か?
— ヨージ@海外移住&ノマドライフ&世界トラベラー (@kaigaizamurai) November 23, 2020
あななたち性悪説で動いてるんですね?
コロナ以後、海外からの送金をまともに受け付けてくれないようです。商品代金として、香港からたった70万の売上を受け取るのに「現地に行け」と。テロ資金対策だと聞きましたが、お国はいったいどんな通達を銀行に出しているのですか?
— あや🐻❄️投資家シロクマちゃん🐻❄️ (@aya_shirokuma) November 11, 2020
仮に100年前に戻って、金(Gold)を購入して、その時一番安全とされる銀行に保管したとします。
— cryptophile ₿ (@cryptophile_btc) October 14, 2020
100年後が楽しみですよね?
残念ながら預けた銀行がアメリカだろうが、日本だろうが、フランスだろうが、どこにいても(スイスとイギリス以外は)あなたの金は途中で国に没収されたでしょう。
Bitcoin.
HSBCが香港政庁の陳智思議長の銀行口座を凍結!
— 日本暗号資産市場 岡部典孝 (@noritaka_okabe) August 2, 2020
ビットコインやほとんどのステーブルコインは自分のウォレットで管理すれば凍結されないので、移行が進みそう。
4~5年前、講演で金融庁の人が「半沢直樹でイメージが悪い金融庁ですが決してそんなことはありませんので!」と会場の笑いを誘っていたけど参加していた銀行の人たちは笑顔で目は笑っていなかったのを思い出した
— はらたかし (@haratakashi) July 19, 2020
私情ではありますが
— ガンプメン (@gumpmen) June 19, 2020
楽天銀行 口座凍結
前触れもなく口座ロック。
預金額の引き出しは不可。
凍結解除、解約も不可。
カスタマーセンターへ
問い合わせたが原因は黙秘。
僕の預金額を着服?
80万程だからまだいいが、
銀行としての信用性を疑う。
もう楽天は2度と使わない。
皆様もご注意ください
「住所がないと銀行口座作れない、銀行口座がないと家借りられない、日本クソ」
— ∵ @トラストレス (@btc_dakara) October 4, 2019
って趣旨のツイートがバズってるけど、リプの大半が「どこの国でも当たり前」ばっかりで、本質的にクソなことに同意してる人がいない。。
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資産の半分を仮想通貨とは大きなリスクをとられましたね。でも国家の都合で通貨の価値が勝手に変えられることがないのはすばらしい!
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