2022年2月24日

さらばフィードリーダー

今は亡きGoogle Readerから始まり、Feedly、Inoreaderへと乗り換えてきた私のフィードリーダー。最近はこんなメッセージが出るようになりました。

かなり以前から無料プランの上限を超えているとの警告は出ていましたが、無料のままずっと使い続けていたところ、遂にブチ切れたみたいです。このままでは使い物になりません。

有料プランへアップグレードをする場合、年払いで70ドルかかります。過大な資産をもつ今となっては無料に拘る理由も無く、この程度の価格は全く気になりません。しかし、大きな問題が一つあります。

この通り、匿名の支払手段が無いことです。

たとえばカードで支払うと、Inoreaderにログインしている匿名Googleアカウントと、カードの個人情報が紐付いてしまいます。爆増する資産残高とか公開しちゃってる匿名アカウントにカードの実名や住所が紐付くリスクを受け入れる勇気は、私にはありません。

ずっと無料で使わせろと言ってるわけじゃないんです。匿名の支払手段を用意してください。暗号通貨で払わせてください。もう2022年です。VPNやメールサービスの契約、ソフトウェアのライセンス購入、プリペイドSIMのチャージなど、オンライン決済で暗号通貨払いを当たり前のように選択できる時代です。

Wikipediaへの寄付が匿名でできなかった時にも書いたように、時代に合わせて支払手段をアップデートしていないビジネスは、潜在需要を掴めずにかなり損しているのではないでしょうか。

無いものねだりをしても仕方がないので、そろそろフィードリーダーを使うのをやめることにします。今や情報収集のツールはツイッターが主力ですし。

さようなら。今までありがとう!

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2022年2月11日

通貨の匿名性は低いほうが良いのか?

彼はこのように、通貨の匿名性が高いことを問題視する発言を頻繁にしていますが、いつも違和感があります。

現金よりも匿名性が低く資金の流れを追いやすいことを、暗号通貨の利点だとかアピールしちゃって本当にいいんですか?

たとえばTornado cash等のミキシングサービスを使えば、暗号通貨のマネロンは簡単に実行できますよ。「マネロンに使われにくい」なんてことを根拠にしていたら簡単に反証されてしまいます。

アンチマネーロンダリング(AML)とは、既存金融の世界でも猛威を振るっている通り、規制したい側(例:金融庁)にとって都合の良い口実に過ぎません。規制されたくない側の人がそんなものを持ち出した時点で負けでは?

以前の記事にも書いた通り、相手の土俵に上がって無用な相撲を取らされている感があります。関連記事:「暗号通貨のX%が違法行為に関連」的なニュースを見るたびに思うこと

暗号通貨は便利な道具の一つなので当然、違法行為にも使われます。それが何か? インターネットや携帯電話でも同じことですよね。この姿勢を貫くだけで十分なのに、余計な言動で墓穴を掘っている気がしてなりません。

ほら、岡部氏のロジックに乗っかってこんなこと言い出す人もいるからゾッとするんですよ。こんなの完全に敵に塩を贈る行為です。

隠れてゴニョゴニョできなくなるから暗号通貨は素晴らしい!とか言ってしまった日には、じゃあ現在匿名で使われているnon-custodialウォレットにもKYCやマイナンバー紐付けしたって構いませんよね?あなたやましいこと無いんでしょ?という流れになりますよ。資産課税の足音が聞こえてきても資産を隠すことは許されない世界線。ああ素晴らしきディストピア。

私は「(政府が)資金の移動は追える」だけでも十分な脅威に感じるので、通貨の匿名性が低いことは逆に大きな欠点であると認識しています。

暗号通貨の匿名性を高める技術に期待したいと思います。

参考ツイート:


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