1年ほど前の記事になりますが、クロスパールさんと次のようなコメントのやりとりがありました。
図書館で予約して忘れた頃に回ってきました。著者はこちらのブログでお馴染みのITTINさんです。 独身一人暮らし女だからこれからどうやって生き抜いていくか考えるブログ ittin.blog.fc2.com 以前からブログは拝読しているのでほぼ違和感なく読めました。 p.41 現金と...
クロスパールさんの質問:
お金の置き場所についてはどうなんでしょうか?私の回答:
国内金融機関、証券口座で十分なのか?それとも海外の金融機関にも分散した方がいいのか?
最近は国内でも低コストで世界分散投資ができるようになってきたと聞いています。コスト面だけで言えば国内で十分だと言えそうです。ただし将来海外移住の可能性が視野に入っている場合は、国内の金融機関だと非居住者は口座を維持できないケースがほとんどだと聞きますので、海外口座は必須になると思われます。クロスパールさんのコメント:
投資環境は国内で十分だと私も思います。
たぶん、私が生きている間は貯金封鎖なども行われないでしょうから海外の金融機関は必要ないと考えるのが妥当ですね。
ありがとうございました。
読み直してて思ったんですが、国内の金融機関だけで十分になったと言えるのは、あくまでも資産運用の「コスト面だけ」を見た場合の話なんですよね。逆に言うと、コスト面のメリットがほぼ消失しただけで、その他のメリットは健在です。やはり最大のメリットだと私が思うのは、海外移住しても口座がそのまま維持できる点ですね。
もし国内の金融機関に全資産が集中していると、いざ海外移住しようとしたときに国内口座を解約しなければなりません。全資産を売却して現金化して、税金も払って、海外の口座を開設して、海外送金して、国内口座を解約して…。というような一連の手続きを終えないと日本から出られなくなります。実質的には海外移住への道は閉ざされ、日本に骨を埋めるしかなくなるでしょう。
まだ平均余命が30年も残っている段階で、住む国を固定する覚悟は私にはできません。国家の運命と自分自身の運命を切り離すためにも、いつでもどこへでも移住できる身軽な状態でいたいと思っています。
現状では国内口座をそのままにしている海外移住者も多いようですが、マイナンバー登録が義務付けられると口座の維持は困難になるでしょう。こういう動きを見ていると、日本の「金融鎖国」状態が解消される日はますます遠ざかっているように思います。
日本が開国する日よりも、ブロックチェーン革命によって銀行や証券会社に資産を預ける必要がなくなる日の方が早く到来するかもしれません。
私は逆に日本に骨を埋める覚悟で海外口座を閉じました。私が生きているのはたぶん30~40年だと思うのでその間は日本で平々凡々と暮らせるのではないかと考えています。(根拠はありませんけど)
返信削除ただ昔と違って海外口座も作りやすくなっているので海外移住の視野がある人は作っておいて損はないと思っています。
その覚悟があるなら話は簡単ですね。余計な心配はせずに楽観主義に徹するのもまた一つの生き方だと思います。
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