2016年1月13日

早期リタイアの資金計画に年金を含めない理由

昨年セミリタイアを達成されたNightWalkerさんのブログにこんな記事がありました。

リタイヤの資金計画はどういう順番で考えるべきか?: NightWalker's Investment Blog
アーリーリタイヤするためには、当たり前ですが、お金が必要です。
その資金計画で、たまに、
公的年金の計画がない人
がいます。
ハイ、私もその一人です。

私の場合、セミリタイヤを決断するに当たって、次の優先順位で資金の見通しを立てました。
(1)公的年金(もちろん夫婦合わせて)
(2)企業年金、確定拠出年金
(3)退職金
(4)金融資産
(5)収入の手段(家族としての収入はゼロになるわけではない)
(6)資産運用
(7)不動産(自宅です)
(8)相続
年金の優先順位は高いです。そして、資産運用の優先順位は低いです(^^;)。
す、凄いたくさんありますね…。

私の場合に当てはめるとこうなります。
(1)金融資産
(2)資産運用
す、少なっ!(^_^;)
リタイアを決断するにあたって、これ以外の要素は計算に入れていません。

それはなぜかと言われれば、あるかどうかも予測できないとか(相続)、あっても微々たる金額なので大勢に影響がないとか(退職金、企業年金)、不確実すぎて予測が立たないとか(公的年金)、ですかね~。計算や予測が面倒な割に、得られる効用がほとんど無いような気がしています。

私も資産運用の優先順位が低いのは同じですね。ただし、手持ちの金融資産こそがリタイア生活を支える根幹であるという位置付けにおいては、金融資産の購買力を維持することを目的とした資産運用は枝葉に過ぎないという意味であって、それ以外の何かが資産運用よりも上位に来るわけではありません。

公的年金の位置付けは、NightWalkerさんと私では180度違うようです。
私見ですが、政府は「ありとあらゆる手」を打って公的年金制度を存続させようとすると思ってます。まあ、あたりまえ。
私にはこれが全然「あたりまえ」とは思えないんですよね。今のところは。

現行の公的年金制度は、早期リタイアの時点であてにできるほど長期安定なシステムであるとは言いがたいと思います。マイナンバー制度も始まったことですし、一定額以上の資産を持っていると受給できないようにするとか、改悪に次ぐ改悪で現行制度とは別物に変貌するリスクもあります。政府が思いつく「ありとあらゆる手」の犠牲者の中に自分も含まれるならば、年金支給を受けられたとしても税負担などで可処分所得は一向に増えないかもしれません。

そんな得体の知れないものに依存するリスクはとりあえず避けておこう、というのが私の考えです。

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