ツイッターより。
お待たせしました。まず6か国から先行し、問題なければその後1〜2ヶ月かけて世界中の国から視聴可能にする予定です https://t.co/1DduivJ2A7
— 藤田晋 (@susumu_fujita) February 25, 2019
え? アベマって今まで国内からしか視聴できなかったの!? いったい何故?
というのが正直な感想です。
だって変だと思いませんか。たとえばヤフーニュースなどのインターネット上の日本語メディアが海外から見れない、なんてことが今までありましたっけ。
グローバルなIPアドレスひとつあれば、地理的な位置や国境を越えて誰でもどこからでも通信可能であることがインターネット・プロトコル最大の特長なのに、何が嬉しゅうてわざわざそこに国境線を引いて海外からのアクセスを拒否していたのかと…。
まずは「海外版AbemaNewsチャンネル」にて、何が始まるのかと思えば、「海外版」ですか。英語専用のチャンネルを作るという話ならわかりますが、同じ日本語のチャンネルを国内版と海外版に分ける意味がそもそもわかりません。
既存のテレビ局と違って放送法による規制は無いはずですし、自主規制ぐらいしか思いつかないですね。せっかくのネットメディアなのに古臭い概念に縛られているようでは、先が思いやられます。
サイバー空間に国境の壁を作ろうとする試みは、たとえば中国政府の金盾(Great Firewall)が有名です。しかし、エリートたちの叡智を結集して作り上げた万里の長城でさえも、今やVPNやShadowsocksなどの技術によって抜け穴を通ることが可能になっています。上に政策あれば下に対策あり、というやつですね。
ましてや、強制力を持たない民間企業の自主規制程度のことが簡単に回避できないわけがありません。無意味な国境線を引くのをやめて、インターネットの特長を最大限に活かしたユニバーサルなサービスを提供していただくことを、切に希望します。
参考ツイート:
金盾はSoftetherの矛で突き抜けることができた
— もーりー (@magicarchtec) January 15, 2019
「最新のサイバー空間の動向として、恣意的な理由でインターネットのアクセスを検閲しようとしてもできないように、通信の規格が暗号化されることが決まった。このため、5年ほどしたら、世界全体でブロッキングは技術的にできなくなる~」(登大遊准教授) https://t.co/WrHNiECKzM
— takesako (y0sh1) (@takesako) November 8, 2018
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