2020年8月15日

遺産が国庫に帰属する問題を回避する方法

Ranpaさんのブログより。
孤独死をして相続人が見つからない財産は国庫に帰属するが、未婚率の上昇などにより国庫への入金額は増加しています。
zz597.blogspot.com
未婚率の上昇や子なし夫婦の増加により、孤独死は確実に今後増加すると考えられます。

それらの多くの場合では、老後にお金が無くならないように、少しでも多く資産を持とうとするのでしょう。

しかし最後は、相続人の見つからない資産となって国庫に帰属する理不尽が待っています。
なるほど、早期リタイアを実践している人の中には、死ぬまでに使い切れなかった資産が国庫へ帰属してしまうことを心配している人もいるようです。

理不尽と言うか、そうなると好ましくないとは思いますね私も。死後の出来事とは言え、政府の肥大化に加担するのは避けたいものです。

古典的な方法としては、遺言で遺産を任意の人なり団体なりに遺贈すると書いておくのはどうでしょうか。

なになに、遺言なんて面倒くさいものは書きたくない? わかります。公証人にいくら貢ぐことになるかわかりませんし。

その面倒かつ高コストな遺言システムも、やがてスマートコントラクトに置き替わっていくのではないかと私は思っています。

暗号資産を遺贈したいだけなら、生前にスマコン化しておけば死後に自動執行されるサービスが既にあるようです。参考記事:
ブロックチェーン技術を使ったスマートコントラクトがどんなものなのか、何に役立つのかがよく分からない。実際に触ってみたいという方に、この「MY WISH」をご紹介します。
www.cloudsign.jp
サインアップする必要があるのでまだ中央集権型のサービスではありますが、同様のサービスがいずれDeFiの一つとして登場し、ウォレットを接続するだけでサクッと遺言スマコンが作れるようになることを期待しています。

最悪、既存金融機関に預けてある資産をすべて暗号資産化して自分のウォレットに保存しておけば、死後は誰にも動かせない状態にできそうな気がします。動かせる唯一の人間が死んだのなら、その資産は消滅したのと同じことになります。国庫に帰属させないという目的を果たすだけならこれで十分かもしれません。

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