株式を買うのが投資じゃないんだったら、この人が言う「投資」の定義って何? それこそ全くわかりません。誰か教えて(笑)株式市場に金をぶっこむことの何が投資なのか全くわからないし、働いた人が得られる筈だった報酬の一部を掠め取っていくシステムの存在意義がわからない。
— むらしん (@murashinn) October 30, 2021
誰か教えて(笑)
本題。株主が「働いた人が得られる筈だった報酬の一部を掠め取っていく」と表現していますけど、明確な誤りです。労働者への報酬は雇用契約書にちゃんと書いてあり、株式会社はその通りに支払っています。もちろん、株主が両者の間に入って一部を掠め取ることは不可能です。
人件費を含めた全ての経費を差し引いたあとに利益が残っていれば、その一部が株主に配当されるだけです。株主が受け取るのは最後の残り滓、と言ってもよいでしょう。仮に赤字決算なら何の見返りも無く、株価も下がって踏んだり蹴ったりな目に遭います。赤字だろうがお構いなしに報酬を請求できる労働者よりも立場が弱いのが株主なのです。
では、いったい誰が労働者の報酬の一部を掠め取っているのか?
そんなの給与明細にほとんど書いてありますよ。
所得税、住民税、社会保険料。
どこからどう見ても犯人は政府です。
「ほとんど」と書いたのは、給与明細には現れない社会保険料の会社負担分もあるからです。これこそ「働いた人が得られる筈だった報酬」の典型ではないですか。
優秀な官僚たちが考えたトリックの手口に気付かず、株主や投資家という明後日の方向に敵意を向け続ける限り、労働者はますます貧しくなるでしょう。
参考ツイート:
マルクスは資本家の搾取を前提にしたんだが、マルクスの理論を擁護する人々は、なぜ資本家より圧倒的にパワー(権力)のある政府=国家権力なら搾取が起こらないという前提で議論しているのか理解に苦しむんだな。
— 西山 けん@なんだな (@nishikennandana) July 24, 2021
社会保険料の労使折半は労働者に負担の錯覚を引き起こさせる巧妙な仕組み。社会保険料の会社負担分も給与明細に載せれば自分の稼ぎがどれだけ国に搾取されているか理解出来るはず。 https://t.co/62IOeWF0N8
— 自由人希望者 (@16PU1apg3HFGn2q) July 3, 2021
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