法人税、三井住友FG300万円、ソフトバンク500万円。こんなの許しているうちは景気なんて良くならないよ。当たり前だろ?(TLに流れてきた画像をいただきました) #おまえが国難 #衆院選 pic.twitter.com/1fX53WJhpT
— kumiko sekioka (@kumiko_sekioka) September 26, 2017
この画像もいつか見た「騙し絵」みたいなトリックですので、まんまと騙されないようにしましょう。(関連記事:税や社会保険料で「富裕層を優遇している」って本当?)
既にアマゾンのレビューに多数の指摘があるように、持株会社単体の納税額だけを見せて、連結子会社の納税額は一切見せないという、なんとも稚拙なトリックです。
参考レビュー:Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: 税金を払わない巨大企業 (文春新書)
連結子会社の納税額を調べて補足してくれた人もいます。ありがたや~。
「税金を払わない巨大企業」の「実効税負担率の低い大企業」一覧表では、何故か連結決算ベースの税負担額が省かれているので、それを付け加えた表を作成してみた。 pic.twitter.com/ZkKBCheM0e
— twitthal (@twitthal) October 3, 2014
@bukkakemisosiru おっとその前に。私の作ったあの表は「税金を払わない巨大企業」という本が世間に誤解を振りまいているので、その誤解を解消するためのものです。巨大企業は巨額な税金を実際には払っているという説明のための表です。 @IIIsekiyaIII
— twitthal (@twitthal) November 26, 2014
このように、「税金を払わない巨大企業」が大嘘であることは3年も前に指摘済みです。
「巨額の税負担を強いられる巨大企業」の方が、真実を適切に表現しています。
出版直後ならやむを得ないかもしれませんが、今さらこんなトンデモ本を引用してデマを拡散する行為は罪深いと思います。
参考記事:
全力2階建てにもまとめられましたが、もう一度例のトンデモ本に対する批判を。 こちらですね。税金を払わない巨大企業 (文春新書)作者: 富岡幸雄出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/09/19メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る著者(富岡幸雄中央大学名誉教授)は、中央大学で長らく税務会計を講じていた高名な学者ですが・・ 著者のロジックは、持株会社形式を取っている大企業のいちばん上に位置している持株会社単体の損益計算書に計上されている「法人税等」だけを取り出し、「会計上の税前利益に対し0.1%以下で少ない!けしからん!」という粗雑なものです。
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