詳しくは追っていませんが、コンビニにエロ本を裸のまま陳列するなという千葉市の「提案」についての発言のようです。
民意の代表たる議員が議会質問をもって提案し、関連予算が議会で承認され、並行して市民意見も聴取して改善を求める意見が多数と確認しても、陳列の改善について販売側に提案することは間違いだと。
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) December 8, 2017
大した権力ですね。それは表現の自由を履き違えています。 https://t.co/KsrrqQ7mee
???
履き違えているのは一体どっちなんでしょう。市長や議会が公権力を行使して、私企業の営業の自由を侵害しようとしている構図にしかみえないのですが…。
「大した権力ですね」というセリフは、多数派の支持さえ取りつければ私人の自由を侵害できるなどと考えている千葉市長自身に向けられるべきものです。
行政の介入を批判している人たちは、そのような権力に対抗しているだけで、自らは何の権力も行使していません。
そもそも権力とは何でしょうか。
権力(けんりょく)とは一般にある主体が相手に望まない行動を強制する能力である[1]。「強制」する能力、というのが重要なポイントです。
その能力を持っているのは政府や自治体であり、私人や私企業にそんな能力はありません。つまり権力とはすべて「公権力」のことです。「私権力」というものはありません。大企業や金持ちを権力者とみなして公権力と混同する人もいますが間違いです。
市長のような権力を行使する側にいる人間が、権力について無知なのは恐ろしいことだと思います。
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