自己防衛おじさんが言い放った「日本脱出だよね~」に触発されて、最近はツイッターやフィードリーダーから海外生活情報を収集するアンテナの感度を上げています。
たまには本でも読んでみるかと思って借りてみたものの、本書はどちらかというと海外就職することを前提に書かれているようで、コレジャナイ感がありました。リタイア組としては労働許可とか就職事情とか全く興味がないもので…。おそらく、外こもりやノマドワークを目的に海外を目指す人たちも、同様の感想を持つのではないかと思います。
これだけで終わるのもなんですから、一箇所だけおかしなところを指摘しておきます。
p.026
必ずつくりたい国際キャッシュカード国際キャッシュカードをメインに使い、クレカのキャッシングは「いざというとき」に使うもの、という優先順位で説明していますが、逆です。両者のコストには大きな差があり(ざっと10倍~20倍)、国際キャッシュカードを使えば使うほど損をすることになります。国際キャッシュカードが「競争が激しくサービス合戦になっている」というのも事実とは異なり、手数料は高止まりしているのが現実です。
(前略)
そこで、こうした国際キャッシュカードを駆使していく。使用料はいちいちかかるが、安心感は大きいといえる。
国際カードはいまや都市銀行やネット銀行のほか、さまざまな会社が発行している。競争が激しくサービス合戦になっているので、どれが自分に合っているのか調べてみよう。
クレジットカードも必須
クレカは、いざというときにキャッシングに使えるし、(中略)ショッピングに使える。
クレジットカードの海外キャッシング枠が十分にあるなら、国際キャッシュカードを持つ必要さえないと思われます。クレジットカードを2枚持っておけば十分でしょう。
アフィリエイト目的のブログなど、いまだに国際キャッシュカードを熱心に推奨するものがグーグル検索で上位に出てきたりしますが、うっかり信じてしまうとカモにされるので気をつけましょう。
参考記事:
前の会社の先輩が全豪オープンテニス見に行ってて顔本で両替のレートガーとか国際キャッシュカードガーとか言ってたのでクレジットカードのキャッシングはどうですか?って聞いたら知らなかったようで、後日めちゃ安かったと感謝されたのでバックパッカーの常識は世間の非常識なのだと再認識。
— 三矢英人(Hideto Mitsuya) (@hideto328) January 22, 2018
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