2018年6月20日

暗号通貨が普及する条件

大石さんのブログより。
暗号通貨の普及には国家のお墨付きが大切だというツイートを見かけました。 これに限らず、暗号通貨が普及するた
doublehash.me
暗号通貨の普及には国家のお墨付きが大切だというツイートを見かけました。

これに限らず、暗号通貨が普及するためには、

国が発行した公式の暗号通貨のほうがよい
銀行などが発行した暗号通貨のほうがよい
大企業などがリードする暗号通貨のほうがよい
という意見が少なからずみうけられます。というより最近では優勢になってきているようにすら感じます。
「普及」とは「広く一般に行き渡ること」なので、普及の条件として多数派に支持されるであろう「お墨付きのある暗号通貨」を推す声が出てくるのは当然かもしれませんね。

そういう暗号通貨が普及してもべつに構わないと私は思っています。もちろん、他の暗号通貨が規制で潰されたりせず、人々が自由に選択した結果そうなった場合の話です。普及しなかった暗号通貨も消えてなくなるわけではなく、自由な市場さえあればいつでも乗り換えることができますから。

暗号通貨にどっぷりハマった人は、国家や銀行・大企業こそ信用ならない人々と思っており、彼らの呪縛から離れてホントに自由な経済を作りたいから、暗号通貨を始めたわけです。
分かります。
どっぷりハマるどころか片足さえ突っ込んでいない私でも、この理念には共感しかありません。そういう皆さんをいつも応援しています。

ふたつ目の背景のほうが、厄介で、これには本当に疲弊しています。それは、値段があがれば株だろうが土地だろうが何でも構わななく、単に値上がりが見込めそうだから暗号通貨を買っている短期投資家の参入です。
(中略)
こうした投資家層と、暗号通貨の非中央集権性や、検閲耐性やプライバシーを重視する層は、水と油です。どうやっても議論が噛みあう余地を見いだせません。

国家や銀行、大企業マーケティングを否定すればするほど、そういうのを重視して値上がりを演出するコインの邪魔をしてしまい、それらに投資している短期筋と衝突してしまうからです。
自由な市場にはいろんな考えの人がいますが、お互いに関わることなく共存できます。水と油なら無理に混ぜようとせず、分離したままにしておけばいいのではないでしょうか。

議論が噛み合わないとか、衝突してしまうとか、大石さんが政治的なプロセスを踏んで白黒つけようとする理由が、この記事を読んだだけではわかりませんでした。

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