久しぶりに自分の年金記録でも確認しておこうと思い、以前「年金個人情報提供サービス」(関連記事:ねんきん特別便)に登録したアカウントでログインしようとしたところ、いつの間にかアカウントが無効になっていました。
現在、年金記録をオンラインで見るには、
日本年金機構:ねんきんネットサービス
にユーザー登録する必要があります。
以前のサービスに登録していた人も、個人情報の入力からすべてやり直しになります。ねんきん定期便に印刷されている17桁の「アクセスキー」があればすぐにIDを入手できますが、これがないとIDは郵送になります。登録メールアドレスはなぜか「フリーメール」不可。いまどきGmailのアドレスを弾くサービスがあるとは思いませんでした。
社会保険庁から日本年金機構へ看板を付け替えただけで中身は同じはずなのに、既存ユーザーにこんな手間を強いるとは…。これがお役所仕事というやつですか。
やっとのことでログインし、自分の年金記録に間違いがないことを確認しました。
将来の年金見込額は、老齢基礎年金と老齢厚生年金を合わせて年額約75万円と出ていました。この試算には現在までの加入月数のみを使っているようです。これに現在から60歳までの加入月数を加えて(全額免除と仮定して)試算すると、約85万円と出ました。
この試算、たぶんインフレ調整なんて面倒なことはしてないですよね。インフレ率2%と仮定すると、20年後の85万円の現在価値は約57万円となります。老後に年金収入をあてにしている人から見ると、この金額は少なく感じることでしょう。私は年金はオマケと考えているので、まあこんなもんかなという感想です。
今後、年金制度が破綻への坂道を下ってゆくにつれて、この年金見込額がどのように変遷するか、観察してみるのも面白そうです。
遊民さま
返信削除ブログを楽しみに拝見している者です。年金とインフレについては、かつては物価スライド、今ではマクロスライドという制度が「一応」導入されていますが、インフレに対してどの程度の機動性をもって実施されるんでしょうね?
しかしいずれにせよ年金は「オマケ」という考え方でいないと、どうにもならなくなりそうです。