僕が最も感じる身分制度は、労働者と消費者です。確かに、日本では金を払っている方が偉いとか、金持ち=権力者などと勘違いしている人が少なくない印象はありますね。
労働者はお金を貰って仕事をしているんだから当たり前、と言われればそれまですが。
諸々差し引いても、消費者強すぎじゃないですか?
でもそれが「身分制度」だと言われると違和感があります。実際に「消費者>労働者」のような身分を定める法律があるわけではないからです。ごく一部に、医師の応召義務や賃借人の特権のような例外があるだけです。
参考:
法治国家に於ける制度は法によって定められている。
消費者ではなく雇用主との関係においては、「被雇用者>>雇用者」と定める法律が山のようにあります。つまり、被雇用者に特権を与える身分制度は存在すると言えます。消費者に比べれば、被雇用者たる労働者の方が遥かに特権的地位にあるように見えます。
人々がどんな幻想を抱いていようと、市場経済における取引は任意であり、売り手の同意もなしにモノやサービスの「押し買い」なんてできないんですよ。売り手に断る自由がある限り、消費者は「特権階級」たり得ません。
週5労働者から週1労働者に変わって、消費者である割合が高まったからです。私の場合は、労働者時代も誰かの特権のせいで虐げられていたとは思わなかった(むしろ正社員の特権ってすごいなと思っていた)し、消費者には取引の相手を選ぶ自由がある(それさえも政府の規制によって妨げられていることも多い)に過ぎず、何らかの「特権」があるとは全く思わないですね。規制の多い日本では、消費者側ではなく供給者側に特権が与えられているケースは多々あるとは思いますが。(例:NHK、携帯電話、タクシー、郵便、電力など)
申し訳ありませんが、身分が一気に上がって、特権階級になったというのが正直な感覚。
そういう意味ではリタイア前と後に感覚の変化はありませんでした。ただ単に、雇用主との関係において権利義務が消滅したことによって人生の自由度が飛躍的に上がっただけです。これは特権云々とは関係ないことです。
参考ツイート:
さっき松屋でメシたべてたら、正面に座ったのが「こっちは金払ってんだぞ!?」的おじさんだったんだけど、きっとゴハン屋でエラそうにする人って、メシよりもお金のほうが価値あると思っているんだよね。アホかよ。メシとお金が対等に釣り合ってるから金払ってんだろ。等価交換に上下関係もクソもねえ
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) March 22, 2018
関連記事:
ツイッターより。 弱い者に低賃金を押し付けているのは政権ではなく、低価格を求める消費者です。あなたもその一人。現実から目を背けないで。 https://t.co/eGibcCsndp — クーペンが気になる (@junks2) October 29, 2018 ええっ? ...
ツイッターを眺めていたらこんな記事が紹介されていました。 【サラリーマン最強?】会社を搾取し続けて1.5億円を作った男の話 - こびと株.com こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マンです。 以前、Mr.ボンドという人物を紹介しました。 簡単に特徴をまとめると この記...
0 件のコメント:
コメントを投稿