現金持っていたら価値は1/200になっているが、株式に投資していると70万倍に価値は膨れ上がる
— IedaShogo@merpay (@IedaShogo) November 17, 2018
現金貯めても良いことない pic.twitter.com/E9se2Vjnl4
現金の価値は1/20の間違いだと思われますが、このグラフ、ジェレミー・シーゲル氏の著書に載っている有名なやつなので、見たことがある人も多いでしょう。
ひときわ目を引くのは株式の長期リターンが群を抜いていること。他の資産クラスを全く寄せ付けません。
もちろんリターンの裏には必ずリスクがあり、株価が激しく変動を繰り返してきたことが、グラフのギザギザとしてはっきり現れています。しかし株式史上最大のネガティブイベント「大恐慌」(1930年付近)でさえ、200年というスケールで遠くから眺めると、無数にあるギザギザの一つにしか見えないのが凄いですね。
このグラフの右端に登場する2008年のリーマンショックのような百年に一度と言われる大暴落も含めて、一時的に暴落することがあっても必ず暴落前の株価を回復する「V字回復の法則」は200年以上健在で、今まで一つの例外も無いと言えそうです。
次に目を引くのが、株式と対照的に極めてローリスクな(グラフにキザギザがほとんど無い)USD現金の長期リターンが群を抜いて低いこと。
200年持ち続けた場合の実質リターンはマイナス95%。額面は1ドルのままでもその購買力は1/20になってしまったことを意味します。
200年間で1/20なら年平均1.5%の減価なので意外に大したことないようにも思えますが、グラフをよく見ると1940年付近までの140年間は全く減価してないんですね。金本位制がきちんと機能していた時代だからだと思います。
1971年のニクソンショックで金本位制が廃止されると、堰を切ったようにUSDの減価ペースが上がっている様子がはっきりと見て取れます。それまでは現物資産の裏付けがあったUSD紙幣が、その裏付けを完全に失って「仮想通貨」に成り下がった瞬間です。
藤巻氏が避難通貨として推奨するUSDでさえこの有様なのですから、異次元緩和で輪転機フル回転中のJPYの価値が長期的に安泰だとは全く思えないですね。今はまだ日常の決済に必要だから仕方なくJPY持ってますけど、将来それさえ不要になる時代が早く来ればいいなと思っています。
参考ツイート:
お金に限らず2者択一を迫られた場面では、エッジ(優位性)のある方を選んでいくべき。
— 福山まさと (@tanamo3618) November 19, 2018
最強通貨の米ドルが200分の1になっているんだから、法定通貨は全てアウト。
ちなみに日本円は150年前は1ドル=1円だったから、紙屑になっているようなもの。 https://t.co/90sIxg7o4A
関連記事:
債券と株式の実質リターンのデータを検索していたら、こんな記事を見つけました。 投資の達人-超長期投資実践・目指せ金融資産1億円:1. 株式は、最も長期投資に適した金融商品 - livedoor Blog(ブログ) (追記:なぜかリンク先が消えてしまったようなので、Googl...
ツイッターを眺めているとこんなツイートが目に入ってきました。 それと、もう一度言いますが、あなたの言ってる「お金」はいったい誰が作り、誰がその信用を担保しますか? https://t.co/Dlb1OmUzDo — 住友陽文 (@akisumitomo) 2017年7月22日 ...
0 件のコメント:
コメントを投稿