2016年5月17日

リスク資産の適正比率

NightWalkerさんのブログより。
前回のエントリーで、基本事項として、ローコスト投資、分散投資、 キャッシュポジシ...
nightwalker.cocolog-nifty.com
リスク資産の比率を考えるときに、とても重要なことは、

全金融資産におけるリスク資産の比率を把握しておく

というところです。
ぎくっ!
実は私、この比率をはっきりと把握はしていません。
私が保有している無リスク資産は生活費2年分程度の円預金と現金のみなので、現在の全資産(がいくらなのかも年末以外は正確に把握していませんが)に占める割合で言うと5%前後になりますかね。私の場合、個人向け国債などの無リスク資産で資産運用をするという意識が今のところは皆無です。

で、その比率なのですが、

比較的長期にわたって定期収入の見込める人で50%
長期的な定期収入を想定していない人で20%未満
というのが、非常にアバウトかつ保守的な私の感覚です。

けっこう弱気ですかねー。みなさんはいかがでしょう。
ええ、まあ一般的にはリスク資産20%未満は弱気と言われる数字かなーとは思います。

しかし預金や債券が「無リスク」なのは名目リターンがマイナスにならないという意味しか無くて、実質リターンがマイナスになるリスク(インフレリスク)からは逃げられない、すなわち、名目ではなく実質的な意味での「無リスク資産」なるものは、この世に存在しないはずです。そして無リスク資産はインフレ抵抗力が低いだろうと考えます。関連記事:
Kotaroさんのブログより。 定期預金でセミリタイア後のインフレは怖くない インフレになって、「預金金利 soutai40.com インフレ対策として「1年ものの定期預金」はアリだと思う。 私も7年前に書いた記事では、それに近い考えでした。(関連記事:  預金のインフレ抵抗力 ...
yumin4.blogspot.jp

インフレ抵抗力の高い株式などのリスク資産を薄くする代わりに、インフレ抵抗力の低い無リスク資産を厚くするポートフォリオの場合、そうでないポートフォリオよりもインフレリスクが高くなってしまう…。このようなトレードオフが存在すると思います。

私は以上のような考え方により、リスク資産を薄くすればするほど「弱気」なのかというと案外そうでもなくて、その分インフレリスクは厚めに取ってるからその意味では強気とも言えるだろうと思った次第です。


それからもう一点正直に白状しますと、定期収入の有無によってリスク資産の比率を変えるべきと一般に言われているようですが、実はその理由がわかりません。ですので、リタイアして無収入になったからといってリスク資産の比率を変えようと思ったことは一度もありません。単なる気持ちの問題なのか、それ以外にも何か合理的な理由があるのか、気になるところです。

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