2017年1月16日

『29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた』 ITTIN (著) その4



p.117
貯金や投資、これに費やす時間や労力自体は極力削減する方が望ましいです。貴重な努力や時間を使うなら、こんなものではなく人生を豊かにする別の価値あるものに使えばいいでしょう。
同意。
貯蓄するための面倒な仕組みも導入しないに越したことはなく、何もしなくても気付いたら貯まっていたという天然貯蓄体質の人が最強です。投資の場合も、同じリターンを得るのに消費した時間が多ければ多いほど、割に合わなくなってゆきます。故にほったらかし投資家が最強ということになります。

実は貯蓄や投資以外にも、人がお金を獲得するために時間や労力を投入しているものがもう一つあります。それは労働です。ほかと比べてこれに費やされる時間や労力の量が半端ないだけに、人生を豊かにするには労働効率を最適化して、人生の総労働時間を極力削減することが望ましいという考えが、早期リタイアを志向する人の頭の中にはあります。

p.140
実際に投資を始めるかどうかはさておいて、私は早いうちから投資(人生のお金)について考えた方が良いと思っています。練習して技術を身につけるなどではなく、「お金について考え、意識し、勉強できる時間が多くなる」からです。始めるのが早ければ早いほど、知識を得るための時間が多くなるのです。数ある金融商品の特性や税金の仕組みについて、焦ることなく勉強することができるのです。私たちは、自ら勉強しなければ、お金について全く無知なのです。
その通りですね。
人生にタイムリミットがある以上、たとえば50代になってからやっとお金の知識が身に付いたとしても、「時既に遅し」である可能性が高いです。

私も20代の頃は本当に無知だったなあと思います。もっと早くいろいろなことを知っていれば貯蓄や投資の効率も良くなり、あと数年早くリタイアできていたのではないかと思うほどです。自らの無知が数年分の時間を無駄にしたとも言えます。しかし当時はインターネットさえまだ普及していなかった時代ですから、無知を治すには数少ない良書に出会う幸運が必要だったわけで、仕方なかったんだと言い訳しておきましょう。

現在のようにインデックス投資家ブログ、節約ブログ、リタイアブログ等が満ち溢れた時代に生きている若者は、本当に恵まれています。私のような世代と同じ言い訳は通用しませんので、しっかりと知識獲得に励んでくださいね。

(つづく)

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