2009年9月29日

「損切り」の不合理

資産運用の基本スタンス
分散投資だと必然的に含み損を抱える銘柄も多くなりますが、下がったから損切りするという発想ほど馬鹿げているものはないと思っています。何%の利益が出たら売るというのも同様です。
と書いた通り、いわゆる「損切り」や「利確」などの小手先のテクニックには合理性のかけらもなく、特に長期投資家が最もやってはいけないことの一つだと思っていますが、同じような意見を見かけたので紹介します。

「損切り」するな - 投資の消費性について より:
「損切り」と呼ばれる投資行動は、僕にはまったく理解できない。理解できないばかりか、もっといえば嫌いだ。というか普通に損だと思うよ、それ。
同感です。
投資の判断は、未来に向かってするんじゃなかったのか?「上がると思った」から買ったんだろ?「下がると思った」から売るのならいいよ。そうじゃなくて「下がっちゃった」から売ったの?なんて情けない奴なんだ君は。そう、実は一行で済む話なのだが、投資判断てのは常に、未来に向かってすべきものだ。それ以外にあり得るわけがない。
実にシンプルですが、損切りがなぜ不合理なのかは本当にこの一行で済んでしまいます。今までうまく説明する自信がなかったことを、この秀逸な記事が代弁してくれている気がしました。

1 件のコメント:

  1. こんにちは、引用いただくのって、とても嬉しいです。
    最近ではダム建設中止が議論になっていますが、サンクコストと実現リスクは、互いに近い概念だと思っています。いずれにせよ、未来を向くことが大切ですよね。
    蛇足ですが、株主優待は小さな個人投資家にとっては、悪くない裁定機会だという気もしています。
    またお邪魔しますね。

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