期待リターンが低いと精神的に苦しいグラフの形に見えますね。一番上のグラフが右肩下がりになっていることを指してのコメントと思われますが、この見方はうさみみさんのブログ記事「早期リタイア後の生活の形」に書かれていた「ストックが減る恐怖」という感情と関係がありそうですね。
確かに現役生活が長いとストックは毎年増えていくのが当たり前という感覚になりがちですが、人生の残り時間から逆算した結果、ある時点でストックが減少に転じるのはむしろ自然なことです。ストックの量や収支予測は人によって違うので、その時期を迎えるのが早いか遅いかの違いがあるだけです。なので私は、ストックが計画通りに減っていく右肩下がりのグラフを見て恐怖を感じることはありません。
恐怖なのは、2008年のように運用結果が極端なマイナスになってストックが想定外の減り方をしたときです。それならもっとリスクを減らせばいいではないかと言われそうですが、敢えてそうしない理由は別の機会に書いてみようと思います。
ちなみに、インフレ3%で破綻ということは、期待リターンが5%未満のアロケーションを組んでおられるということなんですね。えーと、インフレ3%で期待リターン4%(=実質リターン1%)を「仮定」すると破綻するという試算でして、実際の期待リターンを算出したわけではありません。
ちなみに、これまでの資産残高予測の基本形は、名目期待リターン4%、インフレ率2%のグラフですので、現在の私のポートフォリオの名目期待リターンは4%、実質期待リターンは2%と見ていることになりますが、この数字は株式クラス中心のポートフォリオにしてはかなり控えめなほうだと思っています。
追記。
記事タイトルが内容に合っていなかったので直しました。
(>ある時点でストックが減少に転じるのはむしろ自然なことです。
返信削除もちろん、人によるんでしょうけど、
出来る限り早くリタイアしようと考えていた場合、
リタイアした時点が資産のピークになるのではないか?と思います。
私の場合は、たまたま幸運に恵まれて、
そうはならなかったのですが・・・
ちなみに、私の生涯収支予定の標準想定は、
インフレ率2.5%、税引き後リターン1.0%で計算しています。
当然日々資産が減っていくことになります。
(その時期を迎えるのが早いか遅いかの違いがあるだけです。
返信削除なるほど、言われてみればそうですね。
ストックの減少を自分の意思でソフトランディングで行うか、
会社や経済の影響でハードランディングさせられるかの違いですね。
自分で降りるタイミングを選べ、ストックの減少に少しずつならしていける点は、
セミリタイヤのメリットようですね。
アホウな勘違いをしておりました。
返信削除リタイア時の金利などの収入が、生活費を上回っていれば、
リタイアした時点が資産のピークになんか、なりませんよね。
その後、インフレなどによって、生活費が増えてきて、
収入を追い越した時点がピークですね。
自分のシュミレーションもそうなっているのに、
何を勘違いしているのやら(^^)