ぶっちゃけGPIPが何兆円損しただとか、いやいや累積では何百兆円儲かっただとか、そんな話はどうだって良いんです。
— らくからちゃ@スゴいコシフリスト (@lacucaracha) July 5, 2020
大事なのは
・我々はいつまで、いくら年金を払うのか
・我々はいつから、いくら年金を貰えるのか
この2点ですよ。
そこに繋がらないならば、さして意味のある話とは思えんですな。
同感です。
XXショックなどによりGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用成績が乱高下するたびにこのような応酬が見られますが、いつも主さんと同様の違和感を覚えます。
短期的には大幅マイナスリターンになることがあるのも事実だし、長期(19年間)ではしっかりプラスのリターン(年率2.58%)になっているのも事実。前者の報道は偏向していて、後者の指摘の方がより中立的であるのもその通り。
でもたったそれだけの話であって、「年金問題の本質にはカスリもしていない」という点において両者は共通しています。
話題にする人は少ないものの、こちらが年金問題の本質です。それなのに、累計で見れば○百兆円儲かっとるだのなんだの言われたところで、今年は○兆円損したとかと同レベルに何のバリューもない情報ですよ。
— らくからちゃ@スゴいコシフリスト (@lacucaracha) July 5, 2020
なのに「分かったつもり」のひとが多すぎやしませんかね。
Q. 結局その運用益とやらはどこへ行くのか?
A. 2030年代と言われる積立金の枯渇時期が数年先延ばしになり、逃げ切りに成功する先行世代がその分だけ増える。運用益は全て逃げ切り世代の懐へ行く。
ぶっちゃけこういうことですよね。
残念ながら積立金が枯渇した後に年金を受け取ることになるであろう若年世代(概ね現在の40歳未満)にとっては、GPIFの運用成績なんてほんとどうでもいい話です。そんなものに一喜一憂するのは、逃げ切れるかどうかのボーダーライン付近の人たちだけで十分です。主さんの嗅覚は正常だと思います。
参考ツイート;
年金積立金が去年の運用で何兆円増えたのに支払えないのはおかしいなどと言う人もいるが、積立不足額は合計約585兆円だ。数兆円増えただけで到底足りる話ではない。寝ぼけてるのかと言いたくなる。
— Angama (@Angama_Market) July 16, 2019
GPIFで年金溶かしたとか勘違いしてる人々もチラホラ…
— SS㌠ (@waraku2674) June 7, 2019
GPIF以前に、そもそも年金制度が官製ネズミ講そのものなんですよ。
ネズミ講ってピラミッド崩れたら終わりなんですよ。 pic.twitter.com/sBcgvkfmwr
年金の積み立て不足を、GPIFの運用で一発逆転するとか、夢を見すぎかと。
— K.K (@kkay) January 6, 2019
参考記事:
厚生労働省のサイトに「いっしょに検証!公的年金」というマンガが載っているが、この説明にはいろいろと無理がある。私が気になった箇所を抜粋して指摘したい。
年金問題を考えるとき、私たち日本国民が見なければならないのは、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用パフォーマンスではなく、むしろ毎年の過不足金額です。
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