2010年1月18日

『決弾 最適解を見つける思考の技術』



御本人の紹介記事はこちら
404 Blog Not Found:紹介 - 「決弾 」、3月23日発売です

私の感想は、前著の『弾言』と比較すると、共感する部分が少なく物足りない印象の本でした。

共感した部分。
最適な決断は、感情がニュートラルな状態、平静な気持ちの時に初めて行えます。(中略)
感情をニュートラルにするためには、「暇」が必要です。
人間の経験値は暇によって高まる
暇を作れない人に、金は作れません。
このような「暇」重視の言葉を読みながら、つい先日ブックマークした
ウェブは今やほとんど普通の「世間」なのだろう - 評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」
という記事の中で、「暇人」という言葉を非常にポジティブなイメージでとらえていたことを思い出しました。
私からも一人の暇人として言わせていただくと、暇人で困ることは何もありませんし、忙しくて良いことなど一つもないと思います。

アップルのスティーブ・ジョブズ氏は、毎日鏡に向かって「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」と自問しているそうです。まさに、そういう決断を日々積み重ねるべきでしょう。
本当にそんな自問をしたらやれることが無くなりそうな気もしますが(笑)、自分にとっての物事の優先順位を知るには良い考え方だと思います。

就職に直接役立つ資格などほとんどないのが事実です。
同感です。
手段であるはずの資格取得が目的化しているような人もいて、「資格ビジネス」のカモにされているように見えます。

ブログのネタ切れ、何を書けばいいのかという質問には、
知らなかったことを知った、そのことを書きましょう。
との回答です。参考にさせていただきます。

特別付録の勝間氏との対談では読書の話が出てきて、
僕がこれまでに読んだ本の冊数は、たぶん10万から12万冊くらい
だそうです。1日1冊のペースで300年かかります。驚愕。
何がクソ本かは、人や状況によって異なります。世間の評価と自分の評価が違った時は、自分の感情を優先してください。あなたが正しいのです。ある本に対して、世間の評価ではなく、自分なりの評価ができた時、その本を読了したと言えます。
これは心強い言葉ですね。
今後もクソ本に出会ったら容赦なくそう書きたいと思います。

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