2020年2月15日

日本の未来は規制で潰される

イケハヤ大学【サブ】より。



技術の進歩によって便利になっていく未来を想像するのは楽しいですね。

逆にネガティブなインパクトも大きく、既存の自動車メーカーは全く安泰ではなくなり、衰退していくリスクが増大します。クルマ1台あたりの遊休時間が減ると、必要とされるクルマの台数は減りますからね。

たとえばトヨタが過去何十年も右肩上がりに成長を続けてきたからと言って、今さら個別株に集中投資したり、安定を求めて就職したりするのは危険です。技術革新によってそろそろ衰退フェーズに入るリスクも考えないといけません。次の技術革新がどの分野に来るかは予想できないため、現在飛ぶ鳥を落とす勢いのグーグルやアマゾンにも同様のリスクはあります。一人の投資家として、個別株を避ける十分な理由になります。

ところでイケハヤ氏は早ければ5年後とか予想してますが、日本では規制の壁が立ちはだかっていることを忘れていませんか?

今は自家用車を所有しても平均95%の時間は遊休しているって本当に無駄なんですけど、UBERやGRABなどのライドシェアサービスは既にあるわけですから、手動運転の時代であってももう少しリソースの有効利用が進んでいないとおかしいんですよ、本来は。

技術的にも成熟し、既に他国では当たり前のように普及しているサービスが、日本ではいまだに禁止されているという事実を目の前にすると、「クルマが勝手にお金を稼いでくれる未来」があと5年でやってくるとは全く思えません。現在のライドシェア規制と全く同じ理屈で、自動運転車の配車サービスも国交省の許認可制度の元で実質禁止されるに決まってると思うのですが…。

世界がどんどん便利になっていく時代に、相変わらず日本だけは例外になりそうな嫌な予感しかありません。

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