2020年4月10日

政府は無能か

ツイッターより。

この主さんや賛同コメントを寄せる人たちは、「政府は政策立案のプロ集団であり、素人より有能なのだから正しい政策で正しい方向へ導いてくれるはずだし、信じてついて行った国民を悪いようにはしないはずだ」と思い込んでいるように見受けられます。

しかしそれは、余りにも無邪気で無防備な考え方ではないでしょうか。

ええ、確かに政府はバカではありませんよ。なんてったって、地頭の良い高学歴のエリート官僚たちが率いているのですから。

ただし、彼らの視点は我々民間人のものとはまるで違います。あくまでも自分たち政府関係者のタックスイーターとしての特権や利益を如何にして維持、拡大していくかという点に脳力を集中しています。そのために民間人同士の自由な取引を規制したり、税や社会保険料による収奪を合法化したり、そういった悪事を簡単には見抜かれないように迷彩を施すことにかけては、天才的な能力を発揮するのが政府です。

ですから、「我々のような素人が指摘できちゃうような」ことは何一つ真剣に議論などしていないでしょう。そんなのは彼らにとってどうでもよいことであり、わざわざ脳力を割くインセンティブがありません。あたかも下々の民のために何かしている風を装いつつ、「政府は何とかしろ」などと叫ぶ愚かな民衆の声を巧みに利用して、自らの利益を確保する意思決定を繰り返しているだけです。

政府やその取り巻き連中と、それ以外のカタギな人々は、明確な利益相反関係にあります。前者にとっては有能だが後者にとっては無能(と言うより有害)なのが、政府の特徴であることは覚えておいた方が良いと思います。

参考ツイート:

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